2010-01-01から1年間の記事一覧

被差別部落や在日に生まれた人は、うらやましいーーーか?(1)

私は、自分が被差別部落の出身であることを、このブログで幾度か書いている。 もちろん、そんなことばかりいつも頭にあるわけではない。 しかし、西暦でもう2010年にもなっている。 もう、ぼちぼち、ほかのカミングアウトの理由にも負けないように、部落…

涙、涙の夜。

2・3日前から、妻と子供たちは、妻の実家に行ってます。 そういうときは、昼間に草刈やDIYの仕事をすましてから、夜は、じっくりテレビ番組やDVD映画を楽しんでいます。 もちろん、いろんなジャンル(古い言い方か!)の映画を見ますが、最後に寝る…

久しぶりに、組織にいる人間のような気持ちに!?

私は、アイルランドの西部の田舎で、たった一人の日本人の男として暮らしています。 このあたりでも、アイルランド人男性と結婚した日本人女性は、結構、多くいます。 私の家を起点に半径50キロ以内で、少なくとも5・6名は、そういう女性がいることを知…

なんでやねん、谷亮子

参院選の結果は、どうなのでしょう。 問題山積のこの国を運営していくという点に関して。 それにしても、マスコミは、なぜ、「消費税増税論議に待ったがかかった。」などと、言うのでしょうか。 得票を伸ばした自民党も言っていたし、自民・民主の2大政党の…

古代史そして人権問題、 上田正昭先生

古代史に興味のある人で、上田正昭という学者の名を知らない人は、少ないと思う。 私は、以前このブログで、自分の古代史の興味は、ほとんど「天皇家の出自を知りたい」ためだけのような書き方をしたが、あの時は、勢いあまってという感じで、実際、「日本人…

口蹄疫ーそして偉大な先生や後輩の存在

宮崎県で、猛威をふるった口蹄疫もやっと収束の様相を呈しており、本当によかったと思います。 まだ、完全にとはなっていないので注意が必要ですが、かっての獣医のハシクレとしては、ひとまず胸をなでおろしています。 口蹄疫と言えば、10年程前、イギリ…

テレビ番組から2題

3・4日前、こちらのテレビ(JSTV)を見ていて、おもしろい話題が2つありました。 どちらも同じ日のもので、1つは、スタジオパークのインタビューで、ある科学者が、「日本人の腸内細菌と外国人のそれは、その細菌叢が異なる。 つまり、日本人の腸の中には…

サッカー日本代表に感謝!

もう一度、ワールドカップでの活躍に一言。 日本代表の皆様、ご苦労様でした。 そして、本当にありがとうございました。 それまで、日本チームの応援には、それほど積極的でなかった私の子供たちも、あのPK戦の始まる頃には、いてもたってもいられないよう…

道州制への個人的思い

道州制の行財政的メリットは確かにあると思いますが、私には、個人的においても、この制度を支持したい思いがある。 私の出身の兵庫県は、恐らく全国でも1・2位で県民意識の低いところだと思う。 静岡県や三重県もそうではないかと想像するが、兵庫県は、…

ここで、ちょっとワールドカップに関して

日本の快進撃、本当にうれしいものです。 こちらでは、日本からの放送は、放送権の関係で映像が全く流れません。 そのかわり、サッカーに関しては、アイルランドの放送局がすべてをカバーするので、私もこちらのアナウンサーや解説者の言いたいほうだいのコ…

やっぱり道州制かな!

それには、やはり道州制がいちばん可能性があるように思える。 全国10前後の道・州庁とその各地域内で100前後の自治体との間で事業を展開する。 この場合、事業の主体は、あくまで自治体の方にあり、道・州は、広域的な政策の策定が主になる。 国の役…

行財政改革

私が、ここアイルランドにはじめて来たのは、1993年、 今から17年前です。 その頃に前後して、当時の大蔵省で、主計官などと業者との癒着が問題になった。 例のノーパンシャブシャブである。 まあ、マスコミでの表面的な扱いしか知らないが、このこと…

うれしいなあー、初めてのコメントが来て。

前回のブログに対して、私のところに初めて真面目な反応のコメントがあり、まあ、それが私のとは違う意見であっても、うれしく思います。 いままでは、イヤラシイ業者さんからのコメントだけでしたから。(削除が大変です) そのコメントについて言うならば…

消費税、ちょっと続き

消費税について書いてから、ちらっと、周りのブログでどんなことが書かれているのかを見ましたが、「税率の複数設定などは出来ない。」という意見もあった。 しかし、これはナンセンス。 私が今住んでいるこのアイルランドでは、食料品などは低率で、その他…

消費税について

ワールドカップ、オランダに残念ながら負けましたね。 でも、私のような素人には、カメルーン戦より堂々としていて、見ごたえがありました。 まあ、次のデンマーク戦こそ、必死で頑張れば、道は開けると思います。 さて、政治のこと、消費税について書きたい…

だめな政治家

民主党が、小沢一郎率いる自由党と数年前に合併した時、私は、これで民主党の徐々に上がってきた人気も落ちてくると、思っていた。 こわもての小沢一郎は、オバちゃんたちにとても不評だと、思っていたから。 あの小泉純一郎とは反対に。 しかし、その後の民…

再稼動

はーい、戻ってまいりました。 と言っても、誰も期待はしてなかったでしょうけどーーー。 まあ、この前は、社会的なことを書くため、誰にでもわかりやすく書こうとして、結構苦労しました。 これからは、タイトルも変更したように、海外に住むいち日本人(に…

2050、日本は、沈没するか浮上するか。

こういう映画のような、あるいは、からかったようなタイトルを書いていますが、私には、こんな大きな問題を論じる知識も知恵もありません。 少なくともこのブログでは、社会的なものを書きたいと思っていましたが、ここへ来て、全く自分の無力さを感じていま…

2050、日本沈没(1)

禅宗の逸話に、こういうのがあります。 ある家に、赤ちゃんが生まれました。 そこにある僧が、訪れ、「祖父死に、父死に、子死に、孫死ぬ。」と言いました。 家の主人は、「何てことを言う、縁起の悪い。」とその僧に言うと、僧は、「何を言う。 親が死んで…

差別より、もっと怖い日本の現実!?

主夫のことに関して、書こうと思っていましたが、それよりはるかに大きな問題が、今の日本に横たわっている現実があることを改めて知り、ちょっと書き方を変える必要に迫られました。 ただ、その前に、その大きな日本の問題の前では、もう小さく見える部落や…

そのチャットの感想は?

天皇と会話をしたなどという話題は、あまりにも突拍子もないことですし、何か自慢しているように思われても嫌だったので、このことは、姫路の実家の姉を含め2~3人にしか話してませんでした。 このとき、まだ、父は元気だったので、そのことをもし話してた…

天皇さんと、ちょっとチャット(3)

まず、一礼したのですが、私は、この日、白足袋下駄履き(そんなに高いものではなかったのですが)だったこともあり、かなり深いお辞儀をしても、小柄な天皇より、まだ私の頭の方が上にあるような感じがして、少し恐縮してしまいました。 目の前にいる天皇は…

天皇さんと、ちょっとチャット(2)

で、その天皇に会うという、しもじもの民には、考えられないような機会ですが、どういう経緯か書きますと、 こちらアイルランドでは、在住する日本人が少ないせいか、それまで日本人会のようなものはありませんでした。 もちろん、日系企業からの赴任社員間…

天皇さんと、ちょっとチャット(1)

これまで、私のブログを見ている人は、いずれ私が、天皇制のことについて書き始めるだろうと、想像していた人もあるかと思います。 部落問題を言うとき、やはり、その反対の頂点にある天皇というものについて、何らかの指摘が無いとおかしいと思うのは当然で…

私自身の差別体験(2) そしてもっと大きな歴史

一年浪人してから、大学に入りました。 ほんとは、この時代にいろんな事をもっと勉強して、広い視野を持たなくてはいけなかったのに、私は、しませんでした。 差別の問題にも、面と向かって取り組んだとは、全くいえません。 同じクラスメートが、「自分は、…

私自身の差別体験(1)

一般の差別の問題や部落出身の人々の苦労話は、今はいい本がいっぱいあると思いますので、そちらをぜひ参考にしてもらいたいと思います。 私自身のことは、前に失恋のことは書きましたが、きょうは、もうすこし自分の差別に対する精神状態の変遷を、子供の頃…

ものごとすべて 思い込み!!!

コップにいっぱい水があり、その半分を飲んだ後、この状態を見て、水がもう半分しかないと思うか、水がまだ半分あると思うか、という命題といおうか、この問いかけは、非常に示唆的であると思います。 私は、庭でDIYをするのが好きなんですが、あるとき、子…

捕鯨問題の投書、やっぱりアカンかったなあ。

10日程前の日本の捕鯨船とシーシェパードの船との衝突で、こちらのテレビが、シェパード側の立場に偏りすぎた報道をしたため、私は、新聞社に抗議の投書を出しましたが、やはり、だめでした。 妻と一緒にどういう反応があるか、楽しみにしていたのですが、…

アイルランドの被差別集団トラベラーズーその強烈な個性

アイルランドに旅行にくる人で国中を見てまわりたいと思う人は、ほとんど車を使うことになるでしょう。 鉄道はあまり発達していません。 それで、車で、主要な道を走っていると、必ず、ちょっとした道路脇の空き地に、キャンピングカーが、数台から数十台止…

偉大な被差別の先人

芸能界の話をしたついでに言いますと、このブログを見ている人は、ご存知の方も多いと思いますが、日本の芸能(舞いや謡いなど)の担い手は、平安の昔から、ほとんど全て、いわゆる賤民階級つまり被差別階級出身の者たちだったのです。 今、梨園などと言って…