古代史、天皇制、部落差別

改定:ホモ・サピエンスの誕生と世界拡散(最新の情報から)

約2年前この場で、人類の起源とその進化の様子及び主にユーラシア中心部やヨーロッパのその後の歴史についても、自分なりに少し書きました。 その時は、主にウィキなどで書かれている内容を拾い上げ、比較的その時点での新たなデータも参考にしながら、少し…

ユーチューブで”座頭市シリーズ”を見て感動!

最近は、ユーチューブ漬けです。 今回は、座頭市などのことを書きたいと思いますが、その前に我が家の様子を少し。 これまで(ずっと前ですが)、息子や娘のことも少しですが書いてきました。 その二人も、この秋から大学2年生と1年生になります。 娘は、…

”マイナス”を持つ人間が、魅力的!(脚本家・山田太一さん講演より)

まだまだユーチューブを楽しんでます。 約1ヶ月前かな、1970年のテレビ版の”姿三四郎”がついにアップされました。 まだ、第8回(全26回)までなんですが、そのアップされている方は、全編素材をお持ちのようで、この先ほんとに楽しみです。 他に、私…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (20)

2021年になってもうかなり経ちますが、この前の投稿から今回までの間に、私の住むここアイルランドも、そして日本も、新型コロナウイルスの感染状況がかなり悪化してきました。 特に、アイルランドは、少し前の数日間、感染者の発生率が人口比で世界最多…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (19)

⑲ オスマン帝国までのテュルク系民族国家の系譜 この書き込みの第8回及び9回あたりで、テュルク系の民族の移動を少し書いたが、現在のトルコ人の直接の成り立ちそのものは、ほとんど書いていなかったので、ここでもう少しだけ掘り下げてみたい。 といって…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (18)

⑱ ヨーロッパに侵入したその他のアジア系民族 一般には、フン族やモンゴル帝国のようにそれほど知られているわけではないが(?)、彼らと同様に、アジア地域からヨーロッパに進出(侵入)した民族は他にもかなりある(一部はその後定着も)。 以下に、その…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (17)

⑰ フン族とは? 第8回で、中国北方の民族を取り上げた時、このフン族(Huns)と匈奴(Xiongnu)との関係を少し書いた。 つまり、4世紀後半にヨーロッパで暴れるこのアジア系の民族は、匈奴から分岐した北匈奴が、さらに西に流れて西洋でフン族と呼ばれる集団に…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (16)

⑯ ゴート族 さて、ゴート族(Goths、形容詞はゴシックGothic)は、ヴァンダル人やGepids(ゲピッド?)と同じく東ゲルマン語群を話す民族だった。 しかし、いわゆるゲルマニアの域外に早い段階で出たので、古代ローマ人からは、スキタイか他の部族かと思われ…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (15)

⑮ ゲルマン諸民族の動き 今回は、ゲルマン人の中の各部族の由来やその移動の経緯などを書いてみたいが、少し前の匈奴などのアジアの遊牧騎馬民族と同じで、このあたりの時代になると各民族(部族・集団)に関するウィキの情報量も相当多いので(ただし、部族…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (14)

⑭ ゲルマン人(Germanic peoplesまたはGermani)の誕生 ここでは、ゲルマン人の主にその成り立ちに注目するが、ここも日本語に訳されていないものが多い(と思う)ので、英語のままで記載するのも多くなる。 まず初めに、Nordic Bronze age(北欧青銅器時代、…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (13)

※今回は、いよいよケルト。 現在のアイルランドについての記述なども入れたので、この際、書体も少し変えます。 本当の疑問文の場合には?マークをいれたり、ハハなどを冗談や自嘲の際などに使います。 ⑬ ケルトの世界 ※ケルト人(Celts)の文章に入る前に一…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (12)

⑫ ニューグレンジやストーン・ヘンジを作ったのは、どんな人たちか。 前回を展開を受けて、ケルトの前に、ストーン・ヘンジなどの巨石文化を作りあげたのはどんな集団なのか、それは、現在ではかなり解明されているようなので、そちらを先にみてみたい。 イ…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (11)

⑪ ケルト民族はどこから来たか。 この歴史の投稿もだいぶ回を重ねてきた。 今回は、20年以上前にはとても興味を持っていたケルト人について書いてみる。 ただ、最近は、その後の情報を追いかけていなかったので、ウィキなどに新たな情報があるのかどうかが…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (10)

⑩ 中央アジアに花咲いた魅力的な国・民族 今回は、月氏、バクトリア、ソグドなど、あのシルクロードなどとも直接関連する、東西の人的及び文化交流や物品交易で隆盛した中央アジアの民族・国々を扱ってみたい。 地域的な動きがあるので、うまく時系列で並べ…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (9)

⑨ モンゴル高原・中国北方から出た諸民族の言語とある小さな民族の話 前回に書いた民族群の言語は、どれもモンゴル系かテュルク系(トルコ系)の言語であったと言われている。 これに、ツングース系の言語を含め、それらは、アルタイ諸語と呼ばれている。 こ…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (8)

⑧ 匈奴など北方遊牧民族の興亡(紀元前5世紀頃から後9世紀頃まで) さて、今回は、中国北方やモンゴル高原などを出自とする遊牧民族を取り上げたい。 実質初めて、アジア系(ここで単にアジア系という場合は、東アジア系を指す)の民族群に焦点を当てるの…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (7)

⑦民族の移動ースキタイ人の長い移動の旅(紀元前900年頃から紀元後200年頃まで) 続いては、小アジア(今のトルコ)にあった国々に何度も来襲した、元は黒海北岸を本拠にしていた遊牧騎馬民族の国・スキタイ(Scythia)を中心に、その移動と鉄器の伝達…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (6)

⑥文明国への移動ーヒッタイトの場合(紀元前3300年頃から前1100年頃まで) 小アジア(今のトルコ)の地には、ヒッタイト(Hittites)の前に、ハッティ人(Hattians)などの民族が古くからいたらしいが、紀元前2000年前までに移動してきたヒッタイ…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (5)

※この記事は、日本時間で8月20日に投稿しましたが、なぜか8月4日と前回と同じ日付になっています。 ⑤文明国への移動ーメソポタミアと小アジア近隣の動向(紀元前BCE約3500年~前150年頃まで) さて、これからは、いわゆる4大文明の時代に入って…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (4)

”読む人知らず”の私のブログなんですが、念の為、ここでもう一度断っておきます。 すでに3回ほどつまらないものを書いていますが、これは、あくまで私の歴史観の備忘録的なものですので、どうぞ御理解を。 こっそり日記にでも書いておけば良いような内容な…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (3)

③ 人種形成(世界各地に分散したホモ・サピエンスの変異)(約6万年前から1万年前頃まで) さて、世界中に分散したホモ・サピエンスであるが、すでに述べたように元の人数が極めて少なかったので、人口は著しく増加したが、皆、遺伝的には非常に似通った遺…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (2)

② ホモ・サピエンスの出現と出(しゅつ)アフリカ(約30万年前から7万年前頃まで) 前回は、一応、ネアンデルタール人まで書いた。 まず、追加で言及しておかなければいけないのは、年代表記のことである。 近年、多くの科学的測定の結果、各事象がより以…

(概観)人類誕生から邪馬台(やまと)国の成立あたりまで (1)

唐突の感がありますが、これから、人類進化の過程から日本列島における最初の広域的国家形成のあたりまでの歴史を、好き勝手に私なりに書いてみようと思っています。 このブログは、ほとんど誰からも見られていないようなので、非常に気が楽ですし、一応まあ…

興味あるNHKのテレビ番組、土曜ドラマと「鶴瓶の家族に乾杯」

先週末から今週月曜にかけ、私にとって、かなり興味あるNHKの番組が2つありましたので、紹介したいと思います。 一つは、土曜ドラマという枠で、「心の傷を癒すということ」というタイトルのものです。 全4回あって、先週の土曜は、その第1回目でした。 …

Gacktに便乗して、差別ということについて(私の総括)

今ネット上で、芸能人のGackt(ガクト)という人のブログ記事が話題になっています。 フランスでの自身の人種差別体験なのですが、私も、もう一記事だけ「差別」に関連したことを書きたいとずっーと思っていて、その機会を失っていたのですが、今回ちょうど…

食育とは何ぞや!

日本では、今、冬の嵐に襲われていますね。 こちらアイルランドでは、そういうのが一冬にまあ4-5回来るという感じですか? ただ、アイルランドに来る強い低気圧というのは、比較的温かい風を伴なっており、吹雪になることはまずありません。 その代わり、…

日本最初の首都へ、また。

週末、今年最後の芝(草)刈りをしました。 例年よりやや遅く、こちらはこれまで、やや温かいというところでしょうか。 また、例年は、アイルランドの西部の方が、雨量が多いのですが、この10・11月は、首都ダブリンのある東部の方が異常に雨量が増えて…

年縞(ねんこう)、覚えてます? 年の功ではないよ。

今朝も快晴。 「アイルランドの青い空」です。 ワールドカップが始まった頃から、ずうーと晴れた日が多く、先週の金曜・土曜が雨模様だった以外、ほぼ雨なしです。 ですので、日頃ほとんどしない植物への水遣(や)りもします。 毎日やっているのは、妻の鉢…

最近の二つの訃報から  皇族の②

ワールドカップが始まると、ブログどころでは、という人も多いし、我が家も息子を中心に、私も多少そうなりそうなので、この記事を何とかそれまでに書いてしまいます。 今週の初め、数少い皇族男子の一人も、死んだ。 比較的若い人だった。 彼の死自体は、私…

伊都国→ヤマト(邪馬台)国→ヤマト王権か?(歴史秘話ヒストリアより)

昨夜、こちらでもこのNHKの番組がありました。 つまり、日本より約8時間遅れで。 卑弥呼関係のタイトルを見てから、録画し何回か見直しました。 ただ、NHKスペシャルとはちがい、この歴史秘話ヒストリアは、事実関係や証拠となるものの例示は少なく、そのか…