やっぱり道州制かな!

 それには、やはり道州制がいちばん可能性があるように思える。 全国10前後の道・州庁とその各地域内で100前後の自治体との間で事業を展開する。 この場合、事業の主体は、あくまで自治体の方にあり、道・州は、広域的な政策の策定が主になる。 国の役割は、外交などのさらに大きな国家的課題に限る。 もちろん議会も自治体と道州にあるが、今より人口比率でかなりの削減ができる。 国会議員や国家公務員も大幅に削減できる。
 私が、県庁で働いていた時、県議会というのは、本当に人々のためにうまく機能しているのだろうか、とよく思ってた。 ことに公務員をチェックするという意味では、与党側の議員などは、何の意味もないように思えてた。
 もちろん、自分たち公務員についても、こんな仕事が必要なのだろうか、こんな部署が必要なのだろうか、とも思っていたが、---。
 
 まあ、私が働いていた時から、もう20年近くになっているので、今の行政組織は、もっと人々のために効率的な運営をしている、と希望的にも思いたいですが、今のこの国の財政状況を見たら、少々の改革では立ち行かないのではないでしょうか。 思い切った行政改革、明治の廃藩置県以来のものを断行しなければいけないと思う。
 それは、地域の文化や風土を尊重するということにもつながり、金太郎飴みたいな日本全国同じような町並みが続くというようなことも、解消されるかもしれない。 細かな部分で、難しいこともいっぱい出てくるとは思うが、何度も言うように、そういう時期ではない。 
 税制改革、年金改革、行財政改革、簡素で効率のよい公的組織で、国民の基本的で文化的な生活の最低保障を実施する。 そして、そういう生活が保障された国民は、その他のことは役所への依存をやめ、より自己責任において、行動していくということが必要なのでは。 まあ、こんな総論的なことしか言えないけれどーーー。