2050、日本は、沈没するか浮上するか。

 こういう映画のような、あるいは、からかったようなタイトルを書いていますが、私には、こんな大きな問題を論じる知識も知恵もありません。 少なくともこのブログでは、社会的なものを書きたいと思っていましたが、ここへ来て、全く自分の無力さを感じていますので、もうあまりこれ以上、書き込むことはないかもしれません。

 しかし、日本が抱える深刻な問題。 この私が、すぐいま思いつくだけでも、すでに人口減少が始まっていること。 超少子高齢化が進んでいること。 国や地方の財政が破綻(あるいはその寸前)の状態にあること。 年金や社会保障制度が、ほとんど崩壊していること。 そして、あらゆるインフラが、そろそろ耐用年数の限界にきていること。 そして、自然災害は、これらも容赦なく襲ってくること。 などなど。 すべて、お金と人材のいることばかりです。
 
 もちろん、有史以来、多くの時代で、時の政府は大きな借金を抱えていました。 しかし、これまでは、新しい財政を支えるための次世代が、多く生まれ、非生産的な層は、少なくしかも短命でした。 また、人民の搾取など、簡単にできました。 

 しかし、民主主義の今は、そんなこと出来ません。 民主主義は、非常にお金のいること、というのは本当ですね。

 少し、悲観的に見過ぎかもしれません。 かりに再生可能エネルギーが開発され、その部分の負担が0になるとか。 ロボット技術がさらに急速に発展して、看護や介護の世話をできるようになるとか。 そういうことが、ここ10年15年以内に実現するならば、上に挙げたような問題は、大幅に改善される見込みがあるかもしれません。

 しかし、事態は緊急です。 今の法律や制度の改革で、少しでも改善の余地がみられると思うなら、大胆にそうすべきではないでしょうか。 一人一人が、まじめに働き、その分だけ着実に、報酬が得られるような社会にしていかなければなりません。 そして、事故や病気の場合には、最低の保障ができるような社会に。 そのためには、多少の犠牲をはらっても、納税者番号の導入とか、基礎生活品を除く消費税率の大幅アップとか。 男女の役割分担の見直しとか。 いろいろあるはずです。 でも、もうやめておきます。 私には、細かなところまでわからないし、「いい加減なことを言うな。」と、怒られたくないので。

 今の私自身は、本当にラッキーだと思っています。 家計の経済的な心配はないし。 家族、皆健康で暮らしているし。 趣味もいろいろでき。 日本には、親友と呼べる者が2~3人もいるし。 ここアイルランドでも、柔道や空手の仲間もいるし。 自分は、いつ死んでもいいかなあ、とさえ思います。 ただ、子供たちが、成人するまでの成長は見たいなあ~とも思いますので、少なくとも65歳ぐらいまでは、しっかり生きていたいです。 あまり、妻に金銭的に負担をかけないためにも、健康に気をつけて。
 
 こういう幸運な私が、本当に深刻な状況にある人のことを論じる資格は、ないかもしれません。

 最後に、実は、このブログを始めてからすぐ、1月末から、柔道を教えるのを再開しています。 以前来ていた者ですが、怪我をして休んでいたのです。 この男は、身長185cm、体重120kgで、年齢は私より15歳以上も下です。 柔道の初級者とはいえ、こういう大男を簡単に投げることができるという間は、もう少し、教え続けてもいいかなあと、思っています。 授業料は、ほとんど無しです。 これぐらいが、私にできるボランティアかなと、思っているからです。 もちろん、日本庭園や日本犬・錦鯉などその他の日本文化に関することを、アイルランド人に紹介することも、私にできるボランティアだと思っています。 

 皆様、これまで、私のつたない文章を読んでくださり、ありがとうございました。 これで、ひとまず、私のブログを終えたいと思います。 でもまた、気が向いたら書いているかもしれませんが~~~。 では、どうか、皆さん、お元気で。                     うーやん より。