「おとうさんといっしょ」、どんな番組になるんか、ナア~~。

 昨日、このヤフージャパンのページで、NHKが、4月から「おとうさんといっしょ」という子供向け番組を放送開始する、というニュースを見つけました。
 
 おっ、NHKもやるな!と感じましたが、さて、その番組も歌のおねえさんなどが出てくるように、その記事には書いてましたが、「おかあさんといっしょ」などの既存の子供向け番組と、どのように違った特色を持たせるのか、興味のあるところです。
 
 主夫の私としては、これまで、何度か、日本人の主夫観というようなものを書こうかという気になりましたが、どうも直前に、その気持が、萎えてきていました。 今、日本は、労働力不足が懸念され、女性の職場参加が、これまで以上に叫ばれていますね。
 
 そうなると、これは、NHKスペシャルなどの番組でもあまり言わないのですが、主夫という男の職場あるいは生き方を、もう少し積極的に考えていく必要もあるのではないでしょうか。 イクメンという言葉は、まだ、共働きの男性に対するもののように私には感じるのですが、もう一つ深く踏み込んだ、男の生き方の選択肢として、この主夫ということもあり得るのではないかと、私は、思っています。
 
 ただ、日本では、女性もまだ、結構、保守的な考えの人が多く、バリバリ働いて高給を得ているようなキャリアの女性ですら、「自分の夫となる人には、自分より高給の人がいい。」とか、「いずれ、将来は、男性に養ってほしい。」とかという意見が、かなり見られます。(2・3年前のNHKの討論番組などによる)
 
 もちろん、こういうことは、文化的な側面も大きいですし、私は、自分が当事者でもあるので、これ以上言いませんが、少しだけ、ここで、主夫の利点を書いてみます。
 
 1.家の中や庭先で生じた小さなDIY仕事や故障程度は、自分で対処し、直せること。 (金銭の節約)
 2.現在では、殺人や強盗などの犯罪という面では、自宅の方が、職場より危険な気がする。 自宅にいるの    が、男であれば、そういう犯罪からの多少の抑止力になる。 (家族の保護)
その他、
 3.玉ねぎを剥いても、涙が出ない。 (反応が鈍くなっただけか?)
 4.ご飯が炊け蒸したあと、すぐに、おにぎりが作れる。 (手の皮が厚い)
 5.食器洗いでもなんでも、素手でできるし、手が荒れない。 だから、洗い具合が、よりきめ細やか。 (これ    も、4と同じ理由か)
 6.いろいろ重い食器などを、一度に運べる。 (腕立て伏せのオカゲです)
 
 まあ、3からあとは、冗談ですし、男と言っても、皆そうではないとは思いますが、また、もちろん、小さい赤ちゃんの面倒の時には、男は、無力であると感じることは、多々ありますが、少し大きくなれば、男も女もそんなに差がないと思っています。 
 
 私の場合は、異国にいて、就労の機会が非常に難しいというのもありますが、それより、妻の給料で、なんとか家計はやっていけるし、少なくとも片親は、家にいて子供たちと接触している方がいい、という私達夫婦の考えもあります。 
 
 それと、私たちの場合は、子供に日本語の環境を与えたかったということもあるし、また、家政婦(ベイビーシッター)を雇いたくない(彼女らに靴を脱がせるのが大変)など、さまざま、平均的な日本人の生活とは、かなり違った要因があることは、よくわかっています。
 
 まあでも、日本のこれからを考えるとき、女性の就労機会を増やすということが、政策の大きな課題となっていくならば、このイクメンを超えた、主夫になるということに対する文化的・精神的な障壁を取り除いていく覚悟がいるのではないかと、私などは、そう思います。