新型コロナウィルスによる死者、なぜ欧米やイランで多いのか?

 いま世界は、この新型コロナウィルスによって、大いなる危機にひんしています、あらゆる面で。 私の住むここアイルランドでも、日に日に政府の対応が厳しくなってきています。 ホンの2・3週間前までは、2001年頃にアイルランドやイギリスで深刻な問題になった口蹄疫の方が大変だった、と言っていたのですがーーー。 アイルランドでは、24日現在、約1000人の感染者と6人の死者がでています。 

 この感染症に関するいろいろなことが言われていますが、ここでは、私は、”なぜ、日本人や東アジア人の死亡者数は、欧米やイランと比べて少ないのか?”、その可能性を思いつくまま、今、書き記しておこうと思います。

①まず、暴露したウィルス量が、異なる。 つまり、よく言われるキスやハグの習慣やマスクをしないなどのことによって、小さな唾気などウィルスを多量に含む飛沫やエアロゾルの伝搬が起きやすかった? これは、当初、発生を軽視あるいは無視していた中国・武漢でも、このような濃厚接触が感染者の間で起こり、死者が多数出たのかも?

②ウィルス自体の遺伝的変異。 このウィルスは、いろいろ変異をしやすいものであるらしく、ヨーロッパなどでは、強毒性のものが流行しているのかも?

③他の病気のワクチン接種などにより、幾分か抵抗力のある免疫を保持している可能性。 ワクチン接種の内容は、似ているものも多いが、やはり各国あるいは時代で、それぞれ異なる。 それで、他のウィルスによるワクチン接種が、今回のコロナウィルスにも何らかの抵抗性を持ち合わせているのかも(例えば、日本人などは)?

④最後に、人間の遺伝的差異(つまり人種)による感染力の差。 イラン人は、人種的にはヨーロッパ人とほぼ同じであると私は思っています。 少なくとも、東アジア人よりヨーロッパ人の方に近いでしょう。 ですので、この欧州系を中心と人種集団は、このウィルスの感受性が高いのでは?と想像したりするのです。 ある種の病気では、特定の人種や国民が、なりやすいということはよく知られています。 今回のウィルスが、猛威を奮っているイタリアやスペインで、人種的に元々ヨーローッパ人でないアジアやアフリカからの移住者や長期滞在者の感染者数や死者数が、どのようなものか知りたいところです。 

 以上が、いまのところ、私が想像する今回のコロナウィルスによる死者数の差が、欧米などと東アジアで大きい理由を考えてみました。(感染者数は、各国それぞれの対応が異なるのと、実際どこまで調べられるか、という問題があり、あまり参考にならないと思っています。 最も、この死者数さえ 誤魔化す国があるとしたら、それは、大変大きな問題になるというのは、当然ですが!) 

 

※上の文章を書いて、約1時間半後です。 こちらは、今、3月24日午前9時30分頃です。

その理由、もう一つ抜けていました。

⑤医療の技術や設備、または医療体制が異なる。 ただ、これは、日本や韓国、武漢以外の中国のそれらが、北イタリアやフランス・ドイツなどのそれらに比べ、特に優れたものとは考えにくいのですがーーー? 感染者に対する方針などの医療政策も含め。 でも、まあ、1%でも考えられることは、列挙しておきます。