先週、病院にも行ってます。

 先週の金曜日の記事で、その週に世の中や我が家で起きたことを少し書きましたが、もう少し継ぎ足します。
 
 こういうブログの記事では、後で読み返した時に、「ああ、あの時は、こんなこともあったなーー。」と、感慨深く思い出すことが多いので、いろいろ雑多なことも、たまには書くことにします。 
 
 それで、先週の事の前に、おとといの火曜日の夜(日本では、水曜日の早朝)、こちらでは、サッカーのアイルランド対ドイツ戦があり、我が家も全員でテレビ観戦しました。 日本やアイルランドが出る試合には、子供たちと一緒に見ています、 最近では、皆で一緒に見る数少ないテレビ番組です。
 
 試合の結果そのものは、皆さんご存知で、4分のエクストラ・タイムの最後の1分で、アイルランドが、同点にしました。 試合の内容は、93分間、ドイツが押していたし、最後の数分もドイツが、ボールをもう少し回して時間稼ぎをしていれば、何のことはない結果になったのですがーーー。 まあ、おかげで、私以外のメンバーは、大喜びの夜でした。 ドイツは、ワールドカップ以来、ちょっと調子悪いですね。
 
 
 さて、先週の件に戻りますが、日本では、ノーベル賞の話もありましたね。 その中の中村さんは、あの四国の会社で働いていた時から、ニュースに出ていたのをよく覚えてますし、その後の会社との特許のことでのゴタゴタも知っていました。 ただ、最初、受賞のニュースの時の顔写真が、昔のイメージと大分異なっていたので、同じ人だとは思えませんでした。 名前は忘れていたのでーーー。
 
 昔は、もっと細面で逆三角形の顔形のように記憶していましたし、髪の毛ももっとありました。 人相は、変わりますね。 それと、アメリカ国籍を取っていたようですが、ノーベル賞を取れば、アメリカ国籍を持っていなくても、アメリカでの滞在は、やりやすくなったのでしょうが、いつ取れるかわかりませんしね、それは! 
 
 ただ、今度、日本へ来る時や住む時に、日本国籍でないと、普通はいろいろ面倒になるはずですが、これも、日本でも、ノーベル賞受賞者としての別格の待遇があるかもしれませんので、私が心配することないかも、です。
 
 、さて、先週は、私個人の出来事も、もう一つありました。 あの犬の失踪がわかった月曜日の朝、私は、ゴールウェイの病院に行かなければならなかったのです。 ですから、犬のことは多少心配していましたが、すぐに車で約90分かかる病院に向いました。 
 
 理由は、特に深刻なものではなく、実は、私の右の脇腹の下(やや背中側)に10年くらい前から瘤(こぶ)ができているのです。 最初気づいた時は、卵ぐらいの大きさでしたが、今は、直径15センチぐらいで、高さが5-6センチあります。 ただ、今でも、そんなに目立つという程でもなく、また筋肉と誤魔化せば、信じる人もいるくらいですが、左右対称でないので、両方みれば、そうではないとすぐわかります。 
 
 で、いまでも、もし、このままのサイズで留まってくれるのなら、痛くも痒くもないので、放おっておくのですが、この先さらに大きくならないとは、誰にもわからないので、この瘤を取ることにしました。 単なる脂肪の塊である脂肪腫と99%そう思うのですが、病院側は、悪性でないかどうかを診るためMRIの検査をするようですし、その後、バイオプシー(生検)もやるようです。 MRIは、来週の木曜日の予定ですが、初めてなので興味があります。 
 
 それで、ここアイルランドの医療制度も、いろいろ問題があります。 たぶん、時間がかかるというのが一番の問題でしょう。 1回の診察でいろんなことをせず、一つだけして、また次というような、単純なことも含みますが、 それより、民間の保険に加入している私達のような者はまだいいのですが、そうでなく、国の制度だけに頼っている人たちの治療は、後回しにされ、かなり長期間待たされることが多いというのが、いつもニュースになる問題なのです。
 
 また、ずっと以前にも書きましたが、アイルランドの病院の景色は、面白いですよ。 患者の大半は、色の白いアイルランド人ばかりですが、医療スタッフ、特に医師は、肌の色が黒い人が多くいます。 アイルランドは、医師にも階級があって、ジュニア・ドクターと言われる医師が、新しい患者への問診などをして、その後、コンサルタントと呼ばれるメインの医者が、ちょこっと現れ、今後どうするか最終の方向性を判断します。
 
 このジュニア・ドクターと呼ばれる医者に、アジアやアフリカからの医師が多いのです。 割りと安月給で、アイルランド人の医師に成り手が少ないようです。 コンサルタントの医師は、アイルランド人が多く、高給取りでもあり、威張って愛想が悪いというのが、私の印象です。 
 
 だから、こういう偉そうなコンサルタントと話す時は、私はいつも「日本の獣医師である。」と言うことにしています。 こちらでは、獣医師の大学に入る方が、医師の大学に行くより難しいからです。 また、日本の技術立国としてのイメージがあるから、そのプラスアルファ効果も働くものと思っています。 実際の日本の獣医師のレベルがどうなのか、は知りませんよ! 
 
 今回も私のジュニア・ドクターは、マレーシアから来た小柄な女性でした。 彼女との初めの10分間程度の問診と視診・触診は、雑談を交え楽しいものでした。 次回来週のMRIの検査には、ぜひ、自分のカメラを持って行って、このアイルランドの病院の様子をこのブログで紹介できたら、と思っていますが、撮影の許可が得られるでしょうか? ではまた。