ネットには、何でもありますな!

 こちらは、朝晩まだ氷点下の気温ですが、晴天続きなので、日中は、少し外で作業しています。 ただまあ、平年より気温が低い状態なので、長く外にいれるというわけではありません。
 
 こちらの学校では、イースター前後に約2週間の休みがあり、今年は、日本の春休みと同様の3月下旬と4月上旬にその休みとなりました。 それで、家族が家にいるので、このブログも少し書きづらかったというのがありました。 今朝は、家の者は、皆、出て行っています。
 
 この前、テレビネタのところで、日本のNHKの英語での国際放送が、ちょっとミミッチイみたいなことを書きましたが、若干訂正しないといけません。 NHkは、私が視聴しているJSTVなどの中に国際放送と表して、ニュースなどを無料で放送しています。 それは、バイリンガルで英語でも視聴可能です。 しかし、それ以外に、NHKワールドという局があって、無料で24時間日本からの英語ニュースを流しているようです。
 
 ただ、ちょっと調べてみたのですが、このNHKワールド、なかなか一般人が視聴するのが難しい感じに思えます。 大体、この手の英語ニュースを発信する目的は、その国から見た視点を通しての世界観というものを世界中の人に知らせたい、ということが第一義であり、あと、その国の文化(NHKであれば日本文化)などの紹介をしたいということでしょう。
 
 あの英語嫌いで有名なフランスでも、数年前に英語放送を始めたのは、フランス語だけでは、世界の人間にフランス人の考え方を理解してもらえない、ということでの決断だったはずです。
 
 そういう意味では、こういう放送局へのアクセスは、非常に簡単なものでなければならないはずなのですが、NHKのその局は、どうもそうなってない気がします。 (私の誤解だったらすいません。) たとえば、私が高い受信料を払って見ている、このJSTVという日本語放送をやっているのと同じ衛星を使って放送すべきでしょう。 海外に住んでいる日本人は、やはりNHKが英語でどんな情報を発信しているのかや、他の国との比較などもしたいと思っている人も多くいるはずです。 どちらもNHKの傘下の会社であるようなので、そういうことは簡単にできると思うのですがーーー。
 
 いずれにせよ、NHKワールドは、日本文化の発信をしたいなら、もっと大々的にやらないといけないし、今のような中途半端なものは、国民からの受信料の単なる無駄遣いである、としか言えないと私などは思います。 もちろん、大々的にやる場合も、国民の理解が必要でしょうが。
 
 ただ、このNHKワールドも、もちろん、ネットでは、全部ではないにしても見ることができます。 そのネットと言えば、ここ何週間か暇にまかせ、いろいろなサイトを見て回っていたのですが、ホントに何でもありますね。 堅いのから柔らかいのまで、しかも無料で。 先日、NHKのニュースで、YouTubeへのアクセスが何十億あったとかかんとか言ってました。 
 
 たとえば、私の故郷の皮なめしの製造方法などや、とても柔らかい内容のものまで、色んなものが何でも見られる時代になりました。 白なめし革の製造工程などは、私も詳しく知りませんでした。 こういう職人の技があるのですね。 何か、このような点では、希望が感じられます。 少なくとも検閲などのない民主国家の国民は、そういう権利を有しており、広くものごとと接することができるという恩恵を受けていますね。 今さら、そんな古いわかりきったこと何を言うてるの、と言われそうですがーーー。
 
 ただ、何回も書いていますが、イビツな情報ばかり追って、自分だけの世界に閉じこもってしまう危険性という負の要素もあります。 それらは、また別のところで、たとえば、家庭や学校での基本的な人間教育がより重要になってくるのでしょう。
 
 今、自民党は、道徳という科目を導入しようとしているようですが、その内容が、どんなものか心配です。 私達が、小学生の頃は、道徳という教科書があったし、関西では、ドウワ教育もやってました。 今現在は、どうなっているか知りませんが、人それぞれの価値観を大事にし、それを侵害しない意識を育てることが、大事だと思っています。 
 
 ただ、この私自身も外国に長く住むようになって、日本人ということを強く意識するようになりました。 だから、私の国家観や日本文化観は、以前と大分違うものになっています。 30年前と今では、国際情勢の大きな変化もあり、そこでの我々の生活・文化であると思っていますので、こういう道徳的な考えも、以前と全く同じである、というわけには、いかないかもしれません。
 
 ところで、この前の記事には、テレビとパソコンの話も書きましたが、そんな2つのメディアのことを、アレヤコレヤと言い合っていても、この2つは、いずれは完全に融合して、その境界などは明確でなくなるのでしょうね。 この先、どうなるのやら、私のようなアナログ人間には、想像もつきません。 
 
 また、ショーモナイことを書いてしまいました。 ではまた。