アイルランドの観光あん~な~い~~、ちょっとだけします。

 私トコの庭の紅葉を数日前にお見せしましたが、やっぱりと言おうか、皮肉と言おうか、あれからこちらの天気は、強風も大雨もなく、実に穏やかで、我が家の木々も周辺の地域の木々も、ここ数年で一番の紅葉の見頃となっています。 昨日かあたりが最盛だったでしょう。 これからは、落ち葉の山になります。
 
 その紅葉の様子は、もう添付しませんが、今日は、私の家からも見える、アイルランド随一の名山を紹介したいと思います。 この山は、クロー・パトリック(Croag Patrick)と呼ばれていて、アイルランドで最も聖なる山です。 日本の富士山のような存在です。 標高は、たった762mですが、周囲が扁平なせいか、結構遠く離れた場所からでも見ることができます。 クローというのは、アイルランド語で、岩とか石の意味だと聞いたことがあります。 パトリックは、もちろんアイルランドの守護聖人の名前からで、彼が、この地方に来たという伝説など、いろいろあると思います。
 
 もうこの国で、私は、カトリックの者たちに囲まれ、それ一色の文化に少々辟易していますので、あまりカトリックの教義について語りたくないのですが、この山には、毎年7月の最後の週末を中心に、巡礼を目的に山登りをする人が増えてきます。 結構岩肌の山道ですが、裸足でいく敬虔な人もいます。 もちろん、健康増進目的で登る人も多いです。 私も、これまで少なくとも5回は登ってます。 元気な大人なら、上りに2時間、下りに1時間もあれば登れます。 頂上の景色は、最高です。 我が自宅からは、車で30分もあれば、麓の駐車場に着きます。
 
 私は、この山を聖なる山としては、もちろん、崇めてませんが、でも、日本人ですから、やっぱり山を見ることが好きなのでしょうね。 その辺は、私の妻や隣人などより、そういう気が強いと思います。 月が、綺麗に出た時などもそうですが。 ちょっと話は飛びますが、この山を見ると、私は、よく鳥取県にある大山を思い出します。 私が学んでいた大学から、車で西に1時間もすれば、その勇姿が見えてきました。 秋の紅葉、冬の雪景色、良かったですね。 2つの山とも、私にとっては、普段は、西に向かって眺めていくので、とくに同じような印象があるのだと思います。
 
 それから、アイルランドには、例の世界自然遺産が、2つあって、一つは、海に浮かぶ小島スケリック・マイケル(Skellig Michael) で、これは、小さい島、それもとても急峻な断崖の島ですが、ここに何世紀か忘れましたが、少なくとも1000年以上前に修道院が建てられていたのです。 その遺跡が、今もあり、観光客を呼んでいます。 ただ、本当に急な坂道で、海に落ちて死んだ人のニュースも聞いたことがあります。
 
 もうひとつの世界自然遺産は、ジャイアンツ・コーズウェイ(Gints Causeway)と、呼ばれる石畳の海岸です。 これは、正確には、北アイルランドにあるのですが、アイルランド人は、普通に自分の国のもののように語ります。 その理由は、いままで何回か書いてきましたので、ここでは書きませんが、要するに、ここは、兵庫県の方なら知っている人が多いのですが、豊岡市近郊に、玄武洞という、玄武岩が柱のように連なった珍しい地形をしたところがあるのですが、それを、海岸に綺麗に一面に並べた感じのところです。 でも、そんなに広く敷き詰めているという感じではありません。
 
 まあ、アイルランドの観光案内は、たぶん、これが最初で、最後でしょう。 そういう有名なところは、もっと立派なウェブサイトで確認できますから。 私の小さなデジタルカメラで撮った写真より、もっといいものを載せているでしょうし。 冒険心のおありの人なら、私は、スケリック・マイケルをお薦めします。 20年ほど前、私達が行った時は、もよりの港から、ちいさいボートが出ていて、30~40分程で着きました。 でも、このボートが大揺れで、それが、一番大変でした。 今では、いい思い出ですが。
 
  イメージ 1
 
 左は、
 私の家の直ぐ側から見たクロー・パトリック。
 
 
 
 
 
 
 下は

麓の街から見たクロー・パトリック。 先週の土曜日撮影。

イメージ 2