初めての昇級試験!(ちょっと緊張)

 今日は、濃い鼠色のうっとうしい天気です。 雨も、昨夜からよく降っています。 これから、真冬に向かいこんな日が多くなるのか、そして、日が短くなるのか、と考えるだけでも滅入ります。 気温は、すでに最高温度でも10度前後にまで下がっています。 
 
 ただ、この気温は、それほど低くなっていくわけではなく、真冬の気温は、日本の東北地方以北よりは、高いと思います。 サハリンの北半分と同じある土地にしては、暖かいですよね。  ただ、今年は、例年より少し気温の低下のスピードが早いようで、家の庭の桜の葉も、すでに色づいてきました。 例年なら、11月上旬が紅葉の盛りですが、今年は、2週間ほど早いようです。 まあでも、2シーズン前のあの氷河期のような寒さが来ないことだけはと、願いたいです。
 
 実は、月曜の夜、子供の柔道クラスで、初めての昇級試験を実施しました。 私が、試験の内容や審査など、すべてを取り仕切りました。 そのため、英語で話しかけるということもあり、自宅で、家族の者と予行演習もやりました。 結果は、まずまずの感じです。 私は、審査の時、武道用の袴を着け、雰囲気を出したつもりでしたが、親御さんからも、わりと好評でした。
 
 私自身が、昇給内容を仕切っているということに、何か、不審を感じた読者の方もいるかもしれません。 実は、この小さな国で、しかも柔道もヨーロッパで一番弱い方のアイルランドで、柔道団体は、最低でも3つに分裂しているのです。 その団体の各代表者を、私は、皆知っています。 分裂は、約10年前に起こり、その原因は、個人的な金銭欲、名誉欲に駆られたものだということですが、全員から意見を聞いたわけでもないので、絶対とは言えません。 イギリスも5~6つの団体に分裂しているようですが、オリンピックの代表選考など、どうしているのでしょうね。 アイルランドでは、10年前以前から続く団体を継承した者たちが、そういう権利を握っています。
 
 まあ、そういうことと直接関係ないのですが、この子供の昇級試験の内容・項目が、日本の昇段試験や技術習得の過程を知っている私としては、どうも納得できないものだったので、自分で作成したのです。 前にも、少し書きましたが、その他のことでも、私の所属する団体とは、潜在的な口論の種も抱えているので、今回の昇級試験のことで、一悶着あるかもしれません。 まあ、その時はその時で、一道場としてやるだけだ、と思っています。
 
 その昇級試験の時、いつもは、やや集中力に欠ける子供たちが、私の袴姿の権威のせいか(?)、審査結果を神妙に聞き入っていたのが、おかしくもあり、うれしくもありました。 受験した子供たちは、皆合格にし、9級(黄帯)を許しました。 まあ、現実的なところ、ヤル気を出させるのには、こういうことになります。       
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