わが姫高は、むつみあい~~♪♪♪(校歌です)。

  私は、自分がした約束や時間をできるだけきちっと守りたい性格なので、前に、私の通っていた高校の話をすると書いたので、それを、今書きます。 
 
 私の行っていた高校は、姫路市立姫路高校と言います。 愛称は、姫高(ひめこう)です。 この愛称は、この高校の卒業生や在校生しか使いません。 一般の姫路市民は、市姫(いちひめ)と読んでます。 「ひめこう」という愛称は、県立姫路工業高校のことで使われる場合が多いからです。 
 
 その高校には、もう約35年前に卒業してしまったことになります。 ほんとうに遠い昔ですが、今でも、あの当時のことを夢にみます。 まあ、最近の私の夢は、高校時代から30代前半までのことが、ほとんどです。 自分の精神状態が、あの頃からそんなに進歩していない証拠でしょう。
 
 この高校は、一応、進学校で、ほとんどの卒業生は、大学などに進学します。 でも、いわゆる偏差値的には、一番下の方にあるので、私の高校の名を知っている人は、播磨地方以外ではほとんどいないでしょう。
 
 実際、この私の経験からですが、私は、割と運よく、1浪ののち国立大学の獣医学科に入学できましたが、そこに集まるクラスメートたちは、全国の名だたる有名私立・都立・府立・県立の高校出身者ばかりでした。 私が、入学してすぐの新入生歓迎県人会で、兵庫県立姫路西高出身の先輩女性から、「ああ、あの学校から、よく入れたねーー。」と、侮辱かネギライかわからないような言葉をかけられたのは、印象的でした。
 
 しかし、こういう有名校出身の同級生たちは、それぞれの学校で、学力的にトップクラスにいた者は、少ないと思います。 まあ、中位くらい以下がほとんどでしょう。 そして、大学在学中の6年間、そのクラスメートたちのほとんどは、高校時代にいい思い出をもってないということを、よく聞きました。
 
 私の場合は、反対です。 わが姫高は、ほんとうにノンビリしていて、適当に勉強し、適当にスポーツをし、適当に恋愛をすると言ったような、本当にさわやかな青春時代でした。 まあ、以前書いたように、私には、出自のことで、ちょっと胸に鋭いトゲを抱えてましたが、高校生活全般の中では、そんなことはしょっちゅうあるわけではないので、毎日の生活は、ほぼバラ色に近かったであろうと言える程、楽しかったものです。
 
 私が、中学時代に見た森田健作の「おれは、男だ!」で、ゲスト出演していた沖雅也演じる高校生が、自分の受験勉強ばかりの生活に比べ、森田健作演じる高校生の生活が、いかに潤いのあるものであるのかを知り、非常にねたんでいたシーンがありました。 上に書いた、「適当に勉強し、ーーー」の言葉は、その沖雅也のセリフでした。 そう、私の高校生活は、あの「俺は男だ」の高校生のようなものだったなあーーと思っています。 もっとも、私の柔道は、彼らの剣道のように強くはありませんでしたが。
 
 私の高校のことを賛美するのに、よく出されるのが、「無人購買部」というものです。 校内の一角に、文房具などを置いている場所があり、生徒は、そこでほしいものを自分で取り、そして、そばにある箱の中に、その代金を自分で入れる。 スゴイですね。 数年前までは、この制度が、確実にあったのを知っていますが、恐らく、今でも存続していると思います。
 
 今、外国に住んでいる私には、こんなことが出来るのは、日本でしかないだろうなと、強く思います。 そして、日本でも、そんなに多くはないだろうな、と思います。 
 
 まあ、長くなってきたので、私の高校時代にいた「姫高のマドンナ」のことは、この次書きます。 では。