モチベーションの下がるブログで、すいません。

 今まで、英語のことを中心に少し書きましたが、さて、日本を振り返ってみると、皆さんもご存知のように、日本では、外来語(カタカナ語)の存在が、非常に大きい、というものです。
 
 以前から多かったのですが、最近は、のべつ幕なしの感があります。 この夏も、山の事故が何回かありました。 NHKのニュースから、「ビバーク」という語が何回もでてきました。 登山での行動に関した言葉だとは推測がつきましたが、詳しいことはわかりませんでした。 ウェブ検索で、この語は出ていますが、私の持っている三省堂、新明解国語辞典第5版(1997年発)には、載ってませんでした。

※ 誠にスイマセン。 この辞書に、ビバークという単語載っておりました。 「(登山で)岩かげや雪洞などで露営すること。」と、ありました。 なぜ、この記事を書いた当初、この単語を見つけられなかったのか、甚だ恥ずかしい思いです。 でも、やはり、このような言葉は、登山関係者しか知らない言葉だと思うのですが? この辞書の説明文自体にもちょっと難解な言葉がありますが(明解ではなく)、いかがなもんでしょうか、皆さん、この言葉知ってました?
(この※部分は、ずっと後日追加しました。)


 多いですね。 パティシエ、レシピ、コラボレーション、モバイルーーーetc,  英語が、語源の場合は、何とかわかりますが、日本のは、ヨーロッパの主要な言語、どこからでも入ってきます。 もちろん、インターネット時代、世界中の言語が、世界中の言葉を取り入れているとは思いますが、日本語は、ちょっと多すぎるのではと感じます。
 
 アジアなどからの輸入語もありますが、多くは、西洋語で、その理由の一つは、それらが、カッコイイ言葉であるかのような幻想、つまり西洋崇拝、つまり自身(日本)に対する劣等意識がからんでいることは間違いないでしょう。 もう一つは、言葉の言い換えで、語感を変え、より高級なものにするとか、何となく意味不明慮だけど、雰囲気がいい感じにするとかという、日本人の得意な曖昧化を利用しているのでしょう。 これには、差別用語なども含まれてきますが。
 
 私が、ここ10年ぐらいでよく聞くカタカナ語で、一番嫌いなのは、「モチベーション」という言葉です。 誰が、言い出したかは、知りませんが、サッカー選手が、よく言う、「次の試合には、チーム一丸となって、モチベーションを高めて、臨みたいです。」というような発言は、私には、嫌な感じです。 
 
 そんな、言葉を飾ろうとしなくとも、スポーツは、その本番で、その意気込みを示せばいいのだから、「もっとヤル気をだして、頑張ります。」ぐらいで、いいのでは。 そんな余計なところに気を回さずに、身体を動かせ!と言いたい。 まあ、もちろん、これは、私のただのボヤキであって、一生懸命やっている選手たちには、申し訳ありませんが、でも、この言い方が嫌いなのは、正直な気持ちなので、しかたありません。
 
 私は、外国語が入ってくるときに、カタカナ語をなるべく使わないで、漢字などを使って、もっと日本語を作り上げるようにしていくべきだと思っています。 それと同時に、入れた外国語は、なるべく現地の言葉に近い発音をしていく努力をしたほうがいいとも思っています。
 
 ちょっと、矛盾しているかもしれませんが、初めのは、日本語をもっと豊かにしたいと思う気持ちからで、後のは、前にも言ってきましたが、当分は英語が世界の共通語なのだから、それを勉強する人たちにとっても、また、外国人と単に話をしたいという人たちにとっても、有益なことではないかと考えるからです。