父母面談に出席

 ちょっとネタらしいものが出来たので書きます。 今年、久しぶりに子供たちの学校へ父母面談(この言葉が日本でも使われているのか不確実ですが)に行ってきたので、ちょっと紹介しようかと。
 
 まず、なぜ今年は、妻ではなくて私が行くことになったかは、単に妻の帰宅時間が遅くなっているからです。 授業が終わったあと、1時間くらいいろいろ整理などの残業をしているようです。 妻と一緒に学校へ行っている息子は、その間宿題などをしているようです。
 
 とは言っても、二人が帰宅するのは、通常5時半ぐらいであり、日本の多くの勤労者の皆さんから見れば、残業にも入らないくらいですがーーー。
 
 まあそういうことで、まず、娘の小学校に父母面談に行ってきました。 この小学校の面談には、5・6年前、1度行ってます。 これは、11月の最終週でした。 小学校は、日本と同じ担任が全ての教科を教えているので、話す相手は一人の教師だけです。 広い部屋に二人で話すだけなので、私の拙い英語でも何とかほとんど聞き取れたと思っています。
 
 次に、12月の最初の週、つまり先週ですが、息子の中学校(正確には中高です)の父母面談に行ってきました。 こちらは、日本とはだいぶ違っています。
 
 まず、各教科の先生方と皆個別に、自分の子供の成績や授業態度の評価を聞くことになります。 その教師たちは、数部屋に分かれ5~10人ぐらいで普通の椅子・机を置き陣取っているのです。 そこへ、各自親たちが、どこに自分の子供を担当している教師がいるか探してから、その机の前に座り、話を始めるという具合です。
 
 当日は、私の妻も美術の教師として、その陣取っている教師たちの一人でしたので、まあ、私が、面談に出たということもあります。 もっとも、妻は、私たちの息子の評価を別の機会にいつでも同僚たちから聞こうと思えば聞けるのですが、まあ私も、どんな雰囲気なのか知っておきたいということもありーの、での行動です。
 
 と書いても、少し分かりにくいので、ここで例の写真を貼ります。 今回も、少し前の病院同様、ちょっとアカンかなあーと思っていたのですが、撮らせてくれました。
 
 
イメージ 1 この彼女は、実は、教育実習生でして、数学を担当。 日本では、教育実習生の先生に面談をさせないと思いますが、これは、いいことのように思います。
 
 
 最も、日本では、担任しか面談をしないと思いますが、彼らにも何か父母と接触する機会があれば、将来のために有益だと思うのですがーーー。
 
 
 
 ということで、この写真で、隣の先生も親と話しているのが見えると思いますが、まだ、この時は、早い時間帯で、他の親も少なく、この教室には、5人ぐらいの教師がいただけだったので、ナントカこの写真が撮れたのです。 結果的に、一番若い先生の写真が撮れたということですが、他意はないです!?
 
 このあと、他の教師がいた大部屋では、10人ぐらいの教師が陣取り、もう親たちの数もかなり増えて、話している親の後を何人かの親たちが立って待っている状態でした。 これは、ちょっと日本人には、想像しがたい光景ですし、室内もガヤガヤと少し騒然としてきました。 妻も、それらの教師の中の一人でした。
 
 私も息子の受けているその他の教科の先生方と話をしたのですが、片耳を教師の口の方に寄せるなどをしないといけない程、結構聞き取りにくいものがありました。
 
 でまあ、各先生から息子のこの9月から11月いっぱいまでの試験の結果と授業態度などを少し紙に書きつつ、多少の談笑やアイルランドの教科書の話(少し批判的な)などをして、この日の行動は終わりました。 家事の都合で、全部の先生を回ることができないと思っていたので、週1時間だけの保健体育などのマイナーな科目の先生の前には行きませんでした。 ざっと、1時間半ぐらい学校にいたでしょうか。
 
 このたびの経験で感じたのは、生徒の試験の成績を言うのはいいんですが、ほとんどの先生(一人以外)が、その試験のクラスなり全体なりの平均点を出してなかったので、これは、妻に苦言として伝えておきました。 生徒の数が多いテストなどでは、ひょっとしてあの標準偏差なども計算している教師がいるかもしれないと、微々たる期待も持っていましたが、何の事はない、平均点すら出していないのには、呆れました。 
 
 この間に4回ぐらい試験を出している教師がいて、そのテストの息子の結果は、結構上下が激しいものがありましたが、しかし、クラスの平均点が無いのなら、息子自身の問題か、教師の試験作りの問題か、当然そういう風な疑問を誰しもが持つと思うのですが、どうなんでしょう? モンスタークレーマーでしょうか、私も?
 
 ただ、当初、各教科の先生と面談することに、少し怪訝(けげん)な印象を持って臨んだのですが、案外、日本の一人の担任教師の評価だけを聞くよりも、より多くの教師の生徒観を聞く方がいいのでは、と帰ってきてから思うようになりました。 
 
 ただでさえ、日本の教師は、担任業務なり、課外活動なりの仕事が多く、その上、授業内容を充実させようとすれば多くの労力を費やさねばならなくなっているのではないでしょうか? とまあ、こんなことも考えましたが、あまり今の日本の学校の実態をよく知らない者が、言うことでもないか! では。