タバコは、やはり止めましょう。家族のためにも!

 昨日あんなことを書きながら、また書いてます。 ま、不定期ということで。
 
 今日は、最近日本で起こっていることに関して、少し「つボやき」をします。
 
 まず、安倍ちゃんのワガママ解散ですが、どうみても動機が弱い(犯罪みたいですが)気がします。 今まだ支持率が高いところで選挙したいのでしょうが、もしこの選挙でまた与党となって、また4年間、今のアベノミクスを続けるのですか? ナンカ、怖い気がしますが? それより、あと2年の任期を全うして、その時に、それまで4年間の経済政策の是非を判断するほうが良かった、と私には思えますがーーー。 まあ、経済政策は、誰にも分からないのが問題なんですがーーー。
 
 しかし、今回の安倍ちゃんの決定で、また、軽減税率も延期になってしまいました。 この言い方、ややこしいので、私は2重税率と言いますが、このせいで、食料品などの基礎生活品の消費税率は、ずっと8%のままということですね。(その3年後も、自民党は、実施するかどうかわからないし。)
 
 以前からの私の持論ですが、基礎生活品目は、低い税率に抑えるべきだということです。 5%でもそれ以下でもいいと思ってます。 ただ、0%ではなく。 やはり、老人医療なんかも同じですが、ある程度負担するという意識は必要だと思います。
 
 その代わり、まあ、最低限の生活に必要以上のものは、消費税率を思い切って高くしていくべきだと。さらに、嗜好品・贅沢品などは、3重税率でも何でもして、50%や100%の税率を付加してもいいとさえ思います。 ブランド品のバッグや高級腕時計のほしい人には、買ってもらえばいい! 私は、消費税を完全に否定する一部の野党の考え方も理解できません。 それなら、今のこの壊滅的な日本の財政をどうするのですか?
 
 もちろん、高額所得者の所得税率も、もっと上げるべきだという意見には賛同します。 だいたい、芸能人やスポーツ選手の異常な高収入は、ブームやオーラという名の一般人の思い込みが、その収入を生じさせているのが主であり、また、IT機器の大企業の業績なども一般人の嗜好品への購買意欲によって成り立っているのであり、好況の時には、税金として国民にもっと還元すべきでしょう。 
 
 さて、くどくなるので、次ですが、タバコの害について、書きます、 と言うのも、水曜日のNHKの「クローズアップ現代」にタバコの害について報道していたからです。 皆さん、見ましたか?
 
 今回は、その病名をCOPDと呼んでました。 これは、従来、肺気腫と呼ばれた病気と慢性気管支炎と呼ばれたものの総称ということです。 日本語で、慢性閉塞性肺疾患というのがあるのですが、なぜか、英語の略称を、NHKは採用していました。 その方が、インパクトがあると思ったのでしょう?
 
 さて、その番組で言ってたことを、私がここで要約すれば、
 
① この病気COPDは、タバコを長く吸い続けた人が、高齢になって、同世代の他の人と比べて明らかに、体力の減退を起こす。 タバコは、細い血管の膜を刺激し、いわゆる動脈硬化を引き起こす。 主な症状は、セキやタンですが、一番問題なのは、歩行や階段を上がるなどのことが出来なくなる息切れが激しくなる。 日本には、潜在的に500万人くらいの患者がいるだろう。
 
② その例として、落語家の桂歌丸が出てきて、高座のすぐそばまで、車いすで来て、終わるとまた車いすで移動というシーンを紹介。 本人は、少しの歩行にも酸素吸入器がいると言っていた。 この人は、以前、タバコをよく吸っていた。
 
③ 次に、ある60-70歳くらいのこの病気を患った女性を紹介。 この人は、全然タバコを吸ったことがなかった。 ただ、10年前に亡くなったこの人の夫が、ヘビースモーカーだった。 10年以上前の間接喫煙でも、この病気が発症したのである。 中国では、タバコの害に加え、あのPM2.5の影響で、4000万人に及ぶ患者がいる。
 
③ この病気は、肺の末梢(末端)部分が破壊される病気で、喘息などの比較的肺の入り口近くの症状とは異なる。 肺は、いったん破壊されると、再生がほとんどない臓器なので、以後、タバコを止めても、肺の損傷は、治らない。
 
④ いったん、この病気になったら、呼吸が困難になり、呼吸のためのエネルギーを多く消費するので、この病気による症状の進行を押させるには、食事でエネルギーを多くとり、歩行などの運動をしていって、徐々に体力を回復していかなければならない。 この病気の発見には、肺活量の測定と、その時の最初の1秒間に全体の呼気のどれくらいが吐き出されるかという指標が目安になる。
 
⑤ 今、日本でも世界でも、この病気での死亡率は、高い。 また、もっと死亡者の多い一般の肺炎の中にも、実は、この病気によるものだったかもしれないという可能性がある。 
 
 番組の要約は、こんな感じです。 いままで多くの病気で、タバコの影響が指摘されてきました。 タバコを吸っている人の肺は、ホントに鉛色で汚れています。 綺麗なピンク色をしていません。 
 
 でも、私の知る限り、多くの生活習慣病では、長くタバコを吸っていても、いったん止めれば、その後数年で、吸わない人とあまり変わらない健康状態に戻るというような場合が多かった。 
 
 しかし、医学的研究が進み、こと肺に関しては、再生能力がないということで、いったん失った肺の酸素交換機能は、もう戻らないということ。 長年タバコを吸った人は、その時は何も無くても、高齢になった時に、上に書いたような生活の質が非常に悪くなる環境に置かれる可能性がある、ということのようです。 しかも、それは、家族など同じ家屋で暮らしている人へも、同じ害を与える可能性が大であるということです。
 
 少し前に、タバコの害のことを書くかもしれないと、このブログで書いたばかりでしたが、おとといの「クローズアップ現代」で、奇しくも取り扱っていたので、このタイミングで書きました。 まあ、テレビ番組ですので、ある程度、センセーショナルにはなっているでしょうが、思い当たる方、そして、そばに家族がいる方は、そういう人たちのことを考慮して、このことを真剣に考えてみては?と思います。 では。