結局、昨日、MRIとバイオプシーを一挙にやってきました。

 多くの日本の皆さんは、忙しく仕事に家事に動き回っている人が多いと思いますが、その点、私の日頃の生活は、かなりノンビリしております。 と言っても、この田舎のアイルランド人のほとんども、ノンビリとしていますがーーー。
 
 でも、昨日は、久しぶりにバタバタ忙しい一日でした。 実は、MRIをしてきたのです。 月曜日にMRIはしない、とその変更を記事にしましたが、その日の夕方、はたまた予定変更で、当初の木曜日(昨日)にやっぱりMRIをやるということになりました。 ホンマにええかげんにせーよ、と言いたくなりますが、ま、行くことにしました。 それで、今回は、生検(バイオプシー)もその日のうちにやるということになりました。
 
 その予定が、また変わるかもしれないということは、十分に考えられたので、今回は結果が出てから、記事にすることにしました。
 
 MRIは、午後1時半の予定でしたので、私は、11時半頃まで家にいました。 家を出る直前に、いつものように犬たちに昼のスナックを与えていたら、一番老齢の秋田犬のクロが、横になった姿勢から立ち上がるのが非常に困難な様子でした。 何とか、スナックは、食べましたが、腰が丸くなって全然歩けない感じでした。
 
 このクロのことが、大変心配になりましたが、もう病院に向かわなくてはいけない時刻だったので、後肢を引きずっているクロを見ながら、車を出しました。
 
 実は、昨日の朝、別のあるうれしいニュースもあったのですが、この病院へのドライブ中は、そのことよりも、そして、これから始まる自分のMRIやバイオプシーのこともあまり考えることなく、クロの容態が心配でした。 もともと、大分痩せてきているし、死期近いと思っていましたので、クロの死後の処理などをどうするかも含めて、我が家にクロが最初に来た時のことや子供たちとの戯れてた日々を思い出していました。 車中で、とくに日本の懐メロのCDなどを聴いていると、そういうノスタルジックな世界によけいに入り込みます。
 
 
 さて、でも、現実は動いており、やがて病院に着き、検査の待合室で書類を渡し、待っていましたが、MRIの検査に呼ばれたのは、2時半ちかくになっていました。
 
 下左が、病院内の通路で、右が、MRIの検査・待合室です。 日本の一般的なものより、ちょっと薄暗い感じがします。
 
 
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 予定より、1時間遅く始まったので、長い日になるなあー、と心配しながらも、検査技師の指示に従いました。 でも、ちょっとアカンでもともとで、私の検査の様子を写真に撮ってくれませんかと頼んだら、OKとすんなり言ってくれました。 その様子は、下2枚のとおりです。 右側のは、ガラス越しなんで、良く見えませんが。
 
 
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 で、事前に、MRI実施中は、とてもウルサイので、CDなんか持ってきてください、と言われていたので、私は、車中で聴いていた日本の懐メロのCDを渡しました。 思ったより時間がかかりました(30分以上)
し、うつ伏せで顔を横にした格好で、顎のあたりがかなり窮屈で痛くなってきました。
 
 騒音もありましたが、その顎をあまり動かせないのが、大変でした。 で、ヘッドホンからは、全然音楽が聞こえてきませんでした。 コードなどの接続がうまくいってないのだろうと、まあアイルランドだから、という感じで諦めていました。
 
 で、長いMRIの磁場の照射が終わって、この技師が、「あなたのCD、楽しく聞かせてもらいましたよ!」と言った瞬間、え、アンタたちは聴いとったんかいな、というツッコミを入れたくなりました。 私には、全然聞こえなかったで、と言ったら、ええ、そうだったんですか、ゴメンゴメンという感じでした。
 
 でも、彼女たち(技師は、3名で皆女性でした)の対応もよく、次のバイオプシーへの連絡も早くて、結果的に、全行程は、予想したより早く終わりました。
 
 バイオプシー(生検)というのは、ご存知の方も多いと思いますが、その患部のごく一部の組織を特殊な針で抜き取ることです。 で、その取った組織を顕微鏡などで調べ、私の場合では、脂肪組織だけなのか、あるいは、がん細胞があるのかどうかを調べるものです。
 
 
 で、MRIの検査技師の一人が、このバイオプシーをするセクションに誘導してくれました。 そうでないと、入り組んで一人では誰も行けないでしょう。 
 
 そのバイオプシーの担当の医師は、アイルランドでは、見たこともない優しい感じの口調で話しかけ、説明も非常に丁寧でした。 今回は、私が外国人ということもあり、あまりにも丁寧に話すのかな、と思い、例の「私は獣医師である。」という言葉をここでも発しました。 その方が、行程もスムースに行くと思ったからです。
 
 案の定、バイオプシーの作業もテキパキと進み、痛みも全然ありませんでした。 この作業自体は、15分ぐらいかかったでしょうか。 その間、看護師(女性2名)からは、気さくに話しかけられ、ここでの時間も結構楽しいものになりました。
 
  おまけに、前の日の真夜中から絶食していた私ですが、看護師から、コーヒーか紅茶、それとサンドイッチはいかがですか?と言われた時は、またまたビックリでした。 私は、サンドイッチは食べませんので、コーヒーとトーストでもいいか、と言ったら、もちろんということで、バイオプシーの後、30分ぐらいは、安静にしてないといけないようですが、そのコーヒーを飲みながら、看護師さんたちと楽しく談笑し、彼女たちの方も、私が獣医師ということで、犬のことなど少し聞いてきました。 
 
 このバイオプシーをした後は、病院では、車の運転は推奨していなくて、誰か付き添いは来ているのかと聞いてきましたが、そのことは事前に知っていたので、「妻が、駐車場に後で来る。」と言っておきました。 私の体調には、全然何も変化もなかったし、自分で運転して、何事も無く家路に向いました。
 
 家に向かう道中では、クロのことが、やはり心配でしたが、帰ってきて、イヌたちに餌をやった娘の話では、クロの様子はいつもと同じだった、と聞いて一安心でした。 そして、今朝もクロは、昨日の朝までと同じよにしていました。 全体的に弱ってきてはいますが、昨日の昼前の出来事は、人間で言うぎっくり腰のようなものだったかもしれません。
 
 さ、今日の記事の最後は、明るく爽やかに(?)ということで、、昨日の検査をしてくれた技師や看護師さんたちの写真を紹介します。 医療訴訟などの懸念で、写真撮影はあまり許可してくれないのかなーー、と少し想像していましたが、尋ねた技師・看護師さん、皆愛想よく応じてくれました。 バイオプシーの医師も撮りたかったのですが、医師は先にどっか行ってしまったので、できませんでした。
 
 
 
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 MRIの技師さん、バイオプシーのコーナーまで案内してくれた熟練の感じの優しい人でした。
 
 
 
 
 
 
 
 
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 バイオプシー担当の看護師さん。 犬の話をいろいろしました。
 
 
 
 
 
 
 
 
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  そして、最後に今回の美人No.1、MRIの技師さん。 やや日焼けしていましたが、日本で言えば、桐谷美玲という感じですかね!
 
 この人が、私の懐メロのCDを聞いてた人です。 ホントは、どう思ったのでしょーーか?