国が、襲われたら、どうする!!!

 ちょっと、前のニュースになりますが、10日程前の朝、犬の世話をした後、家の前庭の方角から、大きなドーンという音がしました。 犬の1匹がそれに反応して、1回ワンと大きく吠えましたが、私は、その時、家の裏側におり、その後、前庭の方に回りましたが、何の音もなく動きもなかったので、そのままにしておりました。
 
 それから、10分ほど家事雑用をしていて、窓からその前庭の方を見ると、我が家の門のあたりで、数人の男が何やら行ったり来たり、そしてザワザワ話していました。 それを見て、私も飛び出していったところ、その門の近くの塀としている石垣が2-3メートルに渡って崩れていました。
 
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 私が、その光景を見たのは、この塀に当たって、左前の部分が壊れた車を移動した後でした。 3・4人の男が、大型のジャッキを持って、事故車を移動させていたのです。
 
 で、男衆に混じって、そばに一人の若い女性が、やや呆然として立っていました。 私が、何があったのかと一人の男に尋ねると、その女性が、私がやりましたみたいなことを言いだしました。 どうやら、車を乗っていた時に、携帯電話が鳴り、助手席に置いていたその携帯を取ろうとして、この事故を起こしたようです。
 
 アイルランドでは、運転中の携帯での会話は、違法になっているので、少しその皮肉を女性に言いましたが、まあそれだけで、この件は終わりです。 動かなくなった車は、1時間くらいのちに、我が家の前からレッカー車で移動していました。 壊れた石垣も、その日のうちに、私が積み上げ直しました。      
 私の家の塀は、アイルランドで伝統的にある石を単に積み上げるだけのものでしたので、ある程度、崩れれるということで、ショックを吸収していたはずです。 これが、向かいの家のモルタルで固定した頑丈な塀であったら、この女性ドライバーも何か身体的な損傷を受けていたと想像されます。
 
 まあ、日本では、運転中の携帯は、どこまで違法なのかよく知りませんが、皆さんも気をつけてください。
 
 それと、ここアイルランドでは、こういう事故のようなことは、もっと頻繁に起こると思っていた私ですが、この地に住み始めて14年、初めての事故らしい事故ということで、逆に、割りと落ち着いた気持ちです。 なんせ、どんな田舎道でもスピード制限は、時速80キロの国ですから。
 
 
 さて、先週、安倍ちゃんの戦前復古調の考え方をちょこっと批判しましたが、まあ、こういう私のような一庶民が、その国の総理大臣のことを批判したり皮肉ったりできるというこの国のあり方自体は、いいものだと思います。
 
 どこかの、最近世界の大国になってきた国で、こういうことを書いたりしていると3年間の自宅軟禁ぐらいにはなるかもしれません。 彼の国では、建国以来、ある政党の一党支配が続いております。 ただし、単に一党支配というだけでは、我が国も、この安倍ちゃんの所属する党が、ほとんど戦後からいままで、同じような独占状態ですね。 まあでも、日本の場合は、選挙の汚職や不正などが多少あったとしても、仮にも選挙で国民が選んでいるので、やはり、中国とは内容が異なります。
 
 ところで、先週の今頃、その安倍ちゃんが、国連の演説の前後か、和食を拡めるパーティーか何かをニューヨークで開いた時、夫人と共に紋付羽織袴姿で登場していましたね。 見た人も多いと思いますが、その姿は、ちょっと様になっていませんでした。 ナンカ、後ろ襟が、後ろ下の方に出すぎた感じで、なので首や頭が、前方に傾き過ぎる感じでした。 よくある着付けのミスですが。
 
 で、驚いたのは、その安倍ちゃんの第一声の挨拶でした。 「こんな格好をするのは、七五三以来だ。」と言ってました。 ビックリしましたね。 美しい国をつくりたい安倍ちゃんが、総理(二回)になってからも、国会議員になってからも、和服を着る機会がなかったのでしょうか? ホントだとすれば、彼の美しい国とは、こういう文化的なものではなくて、彼の戦犯のおじいちゃん(この人も、あとで首相になりました)たちが、活躍していたあの時代だけに限られているようですね!
 
 恐らく、この安倍ちゃん、旧日本軍の軍服は、何回も着たことがあるのでしょう!!!
 
 
 そういう風に書いてきましたが、あの戦前のような世の中に戻ることは、断じてあってはイケないことなのですが、かと言って、今の私は、20年30年ぐらい前の非武装中立という概念に大いに疑問を持っています。 それは、あの時代には、そういう観念論的なことも言うことが出来、潜在的な対象はソビエトであり、そのソビエトは、アメリカと直接対峙していたからなんでしょう。
 
  今、皆さんも、ご存知のかつてソビエト連邦が持っていた大国としての実力とイメージを取り戻そうとしているのが、プーチンです。 クリミアは、どうなるのでしょうか。 ウクライナは? クリミアやウクライナ東部に住む非ロシア系の住民の生活はどうなのか、気になります!
 
 で、このプーチンがしているような大胆な行動を、習近平がしない、とどうして言えるのでしょうか? 南シナ海は、すでにキナ臭いですね。 尖閣も、いつ火種が起こるか? 中国は、色んな意味で、ますます膨張しており、そのマグマのような恐ろしい膿が、いつ周辺に飛び出すか分かりません。 彼の国が、経済的にあるいは政治的に崩壊しても、日本にとっては、半分戦争状態のような大変さだ、と予測します。
 
 そういう時のために、我々は、今から、多くの実践的なことを議論していくべきではないでしょうか? 日本のメディアの様子が100%分からない私ですので、何を今さらトンマなこと言っているのか、日本では、そういうことで盛り上がっていますよ、と言われるかもしれません。
 
 先の安倍ちゃんの集団的自衛権の件にしても、そういう憲法解釈の変更だという姑息なことではなく、もっと正面からの正々堂々とした議論・構想そして実行が必要ではないか、と私は考えます。
 
 私は、柔道を護身術の面からもとらえ、多少その関係の稽古もしますし、日頃の生活でも、他人と接触する場合などの時に、そういう心の準備的なことは、いつもしているつもりです。 実際、うまく対応できるかどうかは、わかりませんが、とにかく、いつも警戒心というのはあります。 日本の方は、一般にあまりこういう考えがないですね。 今のところ、まだ治安がいいのでーーー。
 
 かつて、引退した相撲の小錦のインタビューで、彼も、アメリカ本土を歩く時はいつも緊張感をもっている、というようなことを言ってました。 そうでしょう。 小錦と言えども、治安の悪い町をたむろするのは、怖いでしょう。 彼の場合、捕まえたら何とかなるでしょうが、全然走れないし、フットワークがないですからね。
 
 
 私は、日本の情報は、皆さんのようにいっぱい得ることは出来ませんが、逆に、ヨーロッパのものは、いろいろ入りやすいと思います。 領土問題に関しては、どの国でも既存の事実から一歩も譲らないという、スゴイ決意があります。 イギリスでも、かつての帝国主義や植民地主義の遺産であるとしか言いようのないフォークランドやジブラルタルでの相手国からのクレームに対して、あの毅然と、と言おうか、物凄い剣幕と言おうか、そういう自己防衛のすごい発言を展開します。 
 
 この前、スコットランドの独立でゴタゴタしたイギリスのキャメロン首相ですが、少し前のジブラルタルの件で、スペインともめた時の剣幕は相当なものでしたし、フォークランドのこともそうです。 日頃、民主主義や人道主義やとか何とか言ってても、こと領土問題になると、彼らは、絶対譲りません!!!
 
 私が言いたいのは、日本人の平和主義、外交主義は、もちろん大事で、これを最後の最後まで追求していくべきことなのですが、その後です。 イジメの大国が、何らかの言いがかりをつけて、ブルドーザーのように押し寄せてくることは、もう観念の世界だけではない、と考えます。
 
 その時に備え、どうするか? というのが、我々日本人に必要なのではないでしょうか? 
 
 核武装して、100発ほど核弾頭をもち、30個を中国向け、10個は朝鮮半島向け、10個は、ロシア用、10個をその他のヨーロッパ・アフリカ向け、10個を中東向け、10個をインドを含む東南アジア向け、であと20個をアメリカ大陸用ぐらいして持っていれば、抑止力として効果があるし、軍事予算もずっと少なくなる。 核実験も、アメリカがやったような臨界実験でできるなら、問題も少ない。 
 
 こんな空想は、非現実的でしょうか? 人類皆消滅の方が、公平でいいようにも思いますがーー? 一部の人だけに悲惨な状態を押し付けるのは、どうなのでしょうか?
 
 
 いや、申し訳ありません。 何事にも、少しガチンコ過ぎる私です。 上に書いたようなことは、フィクションですが、でも、全くそればかりとも言えません。 イスラエルなどは、実際これに似た考えの元、国の運営を行っているものと、私は推測します。 アラブとは、少なくとも同士討ちで、とーーー。
 
 
 私は、自分の考えに正直にいたいので書きますが、まあ、あと5年くらいして、もし、日中の間で戦闘が起こるようなことがあれば、私は、もう60歳を越えてますが、日本の人々、そして、この国を守るために、その前線に行って戦いにいきます。 まだ、その体力はあるでしょう。 最も、そういう戦争の仕方をしているか、どうかも分かりませんがーーー。 
 
 今現在の決意と言っておきましょう! (子供が、二十歳を越えていたら、もっといいですがーーー、早弱音か!)
 
 そして、最初に戻って、戦争も事故と同じく、ホントにいつやって来るか分かりませんので、ご用心を!