私の姫路城 ⑪ てっぺんの屋根から始めてます。

 
 9月もあと1週間ですが、この9月にこちらで雨の降った日は、先週の金曜日19日だけです。 その金曜日の雨は、まとまって降りましたが、午前中の2時間くらいで終わり、午後にはカラッとしてました。 ホントに異常な天気のような気がします。 快適ですが、いつもと違うのはやはり心配ですね。
 
 それでも、こうやって秋のいい日が続くと、先週聴いていたスコットランドの唱歌や民謡で、「故郷の空」という曲がありますが、あの曲の「夕空晴れて、秋風吹くーー、月影淡く、鈴虫なくーーー想えば遠し、故郷(こきょう)の空ーー、あー、あわれ父母(ちちはは)いかにおわすーーー♫ーー♫ーー」というこの曲の歌詞が胸にジーンときます。
 
 こちらでは、鈴虫もいないし、私には、父母はもういませんがーーー。
 
 
 さあ、気を取り直して、と言うか、これも、故郷を想う故にやっていることでもありますが、私の姫路城作り、これに関して少し報告いたします。
 
 上に書いたように、このところのDIY日和にもかかわらず、この作業は、あまり進んでいません。 屋根の曲線部分をどう作っていくか思案していて、でも、やりながら、少しづつ改良して行けばいいのですが、それもナカナカ億劫(おっくう)になってしまっていました。 
 
 理由の一つは、作業に当たっての機械の出し入れや作業自体の困難さも影響しています。 (各層の枠の上を上がったり下がったり歩いたりするので、足場の悪いことや姿勢が窮屈なことなどによります。)
 
 
 でも、少しやっています。 そして、屋根の取り付けは、最上階から始めました。 以前は、下から始め、最後に鯱(シャチホコ)を取り付けて完成と、カッコよくいこうかなーと思ってましたが、それでは、マトモに作業が出来ないことが分かり、上から屋根を取り付け始めています。
 
 下の2枚では、将来の棟(むね)の役目も兼ねる木材を5層の枠の中央に積み上げたものが見えると思いますが、そして、その木材に斜めから屋根を取り付けているところです。
 
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 下4枚の写真は、同じ行程ですが、正面と裏正面に屋根を設置したものです。 中央部の屋根は、唐破風で左右より高くなっていますので、今は、こんな形です。 ただ、この曲線をどう作っていくか、今も思案しています???
 
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 で、思案してても、と思い、先に左右の屋根を取り付けることにしました。 下右の写真が、今現在の状況です。
 
 
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 ここでも、角の部分の反り上がった曲線が、この次の難問になります。 今現在は、戦国時代や江戸時代のお城というより、それよりずっと以前の砦(とりで)か櫓(やぐら)のような感じですな。 それは、ひとえに、曲線がなく直線だけの屋根になっているからです。 これらの曲線の部分が出来れば、雰囲気は、一挙に変わると思うのですが、それが難しいーーー。
 
 日本各地の本物のお城も、そういう曲線美のあるお城とあまり無いお城がありますが、私の目には、その美しさの差は大きいものがあります。
 
 まあ、ホカの城ことはええとして、この先どないしょうーーー、というのが今の率直な心情です。 
 
 あ、それから、この間、それらの屋根の木材を黒いペンキで塗っていた時ですが、上の方に持ってあげていたペンキの缶をひっくり返してしまいました。 やっちゃったー! 缶には、まだほとんどペンキが残っていたので、大量のオコボレによって、白壁やその下の石垣部分が黒く塗りたくられました。 
 
 直ぐに処置しないといけなかったので、写真はありませんが、ホントに軽率でした。 白壁は、塗り直すことができましたが、石垣の黄色い部分は、自然石なのでそういうわけにもいきません。 ただまあ、あまり目立たない場所だったのが、よく言う不幸中の幸いというやつですかね。  ああー、アカンアカン、何しとんねん、でした。