今日は、スコットランドのことだけーーー。

 
 さあ、今こちら10時過ぎ、スコットランドも同じ時間なので、投票が闌(たけなわ)でしょう。 まあ結果としては、反対派の小差の勝ちといったところに落ち着くと思いますが、このあとも、今回のゴタゴタは、色々尾を引きそうですね。
 
 まず、双方ともそうですが、住民投票だけをやることを先に決めたので、独立がなった場合の具体的なビジョンのないままの、単なるそのままか離れるか、の議論です。 まあ、キャメロン首相の意図が、この住民投票で、燻(くすぶ)る反対派を鎮めるのが目的だったので、具体的なものも何も無しにやってしまったのでしょう。
 
 独立派にしても、独立後も元首は、エリザベス女王だったり、通貨はイギリス・ポンドをそのまま使うなど、勝手なことを言っています。 元首については、オーストラリア(ここも離れたがっている人が多くいますが)などもそうですから、ありえますが、通貨が同じでは、独立国とはいえませんね。 なんで、ユーロに加入しないのかね?
 
 また、独立後は、法人税を3%にしたいなど、いま12%のアイルランドでもアメリカやその他のヨーロッパの国から、タックスヘイブンだと批判されているのに、そのような政策は実現可能でしょうか? そうなれば、アイルランドは、強力なライバル出現で大変ですがーーー。
 
 まあ、いずれにせよ、こんなに杜撰(ずさん)な構想では、住民は、独立だけしても今よりも惨めな生活が待っているだけのように見えるので、やはり今回は、反対の方がいいと思います。 
 
 下手に、独立派が勝ってしまい、でも、数年後の実際の独立時期の際、やっぱり実行は無理と判れば、その指導者のメンツは大潰れになるし、スコットランド人の威厳を大いに傷つけるものにもなるでしょう。
 
 ということですが、今日は、ついでに、スコットランドについての私の想い出などを備忘録として書き加えていきます。
 
 今年の3月ごろ、このブログで、私の好きな歌を少し書きましたが、私は、小学唱歌も大好きで、日本のも外国のもずっと好きでした。 特に、スコットランドにものは、皆さんご存知のように日本の音階と似ているらしく愛着を感じます。 特に、「蛍の光」は、いろんな意味で大好きです。
 
 あのロバート・テーラーとビビアン・リーの悲恋映画「哀愁」のなかでも登場し、二人の想い出のラストダンスの曲でした。 この映画を見てからは、自分の将来の恋愛もこんな結末になるのかなあーなどと感じつつ(実際、似たような結果にもなりましたが)、逆に、そんな自分を悲劇のヒーローみたいに投影したかったのか、この曲を聴きたいという欲求も強くあり、その彼女とのデートでは、よくこの「蛍の光」の音楽を流してました。
 
 また、大学時代、正月や盆には、バスで大学のある町から姫路まで帰っていたのですが、その時のバスが姫路へ近づくと、スコットランド唱歌の「アニー・ローリー」のメロディーが車内に流れだすのです。 中学校の音楽のクラスで多分習った曲ですが、そのバスのこと以来、ふるさとへの郷愁を絡めて、いまも大好きです。
 
 他にも、いっぱいありますが、ここで、私たち夫婦が、結婚の直前にスコットランド旅行した時の写真を紹介します。 それは、2000年の6月でした。 時間がいっぱいあった私たちは、新婚旅行は、トルコに決めてましたが、その前に近場でリラックスできるところということで、スコットランドへ10日間程行ってきました。
 
 いつも言ってますが、短期間の旅などは、どれもホントに楽しいものになるはずですが、この時の旅は、ホントに素晴らしかったです。
 
 まず、下の2枚は、ハドリアヌスの城壁で、ローマ皇帝が、スコットランドとイングランドの境界に蛮族(この場合、スコット人ですが)の南下・侵入を防ぐための砦でした。 中国の万里の長城と同じ目的ですが、規模は大分小さいと思います、 幅は、今残っているところでは、狭い所では1mくらい、高さでも2m以内ぐらいのところがあります。 全長もその当時でも、100キロほどではなかったでしょうか? 改めて調べてませんので、その辺はイイカゲンです。
 
 
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 ただ、現在のスコットランドとイングランドの境界よりも、この城壁は、南に位置しており、スコットランド側から見れば、その領域をさらに狭められたといえるでしょう。 歴史と散策が好きな人には、絶好の場所です。 素晴らしいパノラマでした。 ただ、私たちが歩いた時は、自由にこの城壁の上をいくらでも歩けましたが、今もそうであるかどうかは分かりません。 そばに資料館もありました。
 
 
 
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 左は、あのネッシーのネス湖の側道を車で走っていたら、小さな駐車場に一人だけでバグパイプを吹いていたオジサンがいたので、ちょっとショットを。
 
 右は、スコットランドのハイランド地方のウーりー・カウ。 額のあたりの毛が長く、とても可愛い牛でした。
 
(写真、接写ですので、出来が悪いです。)
 
 
 
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 この2枚は、スコットランドの最高峰(と言っても1300mちょっと)のベン・ネヴィスを登山したもの。 
 
 麓のほうは、緑いっぱいの素晴らしい景色でしたが、頂上あたりは、雪と氷が残っていました。 頂上の記念碑に立っているのは、私です。
 
 
 
 
 
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  左は、あのロッホ・ローモンド(ローモンド湖)です。
 
 これも有名な歌ですよね。 私は、見るだけで感動していましたが、多分、歌に興味のない人には、特別素晴らしい湖というわけでもないでしょう。
 
 私の妻は、当時、どこでも泳ぎたがっていたので、この水温たしか13度ぐらいしかなかったロッホ・ローモンドにも泳いでしました。(ただし、20-30秒ほどでしたけど、いたのは。)
 
 
 
 さあ、ダイジェストですが、スコットランドの観光をしてまいりました。 私のスコットランドの印象は、アイルランドの西部と地形は似ていますが、スコットランドの方が、凹凸がより大きい感じです。 つまり、山がより高く、湖がより深い感じでした。 また、下の写真のように、霧や雲に巻き込まれることが多く、ある意味、深遠な世界が広がります。 皆さんも行ってみたらどうでしょうか、来年の4月以降。
 
 この写真は、接写によるボケで、より幻想的なものになってますがーー。 ナンカ、絵みたいです。
 
 このスコットランド、大きさも人口も北海道そしてアイルランドとも、ほぼ同じです。 左側通行ですし、日本人には、車で周遊するのに最適の場所だと思います。
 

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 ということで、私の14年前のスコットランドの旅を紹介してきました。 
 
 ところで、明日の朝イチに、スコットランドの特集があるようで。 また、見なければと思います。
 
 それと、今度の朝ドラの「マッサン」は、楽しみなんですが、いつも、朝ドラでは、毎日番組の最後に一般の人を紹介する写真が出ていますね。 あの写真ですが、今度の「マッサン」では、国際結婚のカップルの写真を募集しています。
 
 実は、この私も、今週の初め、それに応募しました。 まあ、競争率が非常に高いと思うので(世界中で150組だけ選ばれるのですから)、まず、私のは採用されないでしょう。
 
 とにかく、今日は、スコットランドのことをいろいろ思い巡らし、感慨にふけっていたい私です。 そして、頭の中には、「蛍の光」のメロディーが、鳴り響いていますーー、♫ ♫ ーー ♫ ーー。
 
 スコットランドよ、永遠なれ!!! (別に、メル・ギブソンではありませんよ。)