ゴルフが強いアイルランド!

 全米プロゴルフ選手権で、北アイルランド出身のロウリー・マキルロイ(Rory McIlroy)が優勝しましたね。
 
 日本の新聞などでは、彼の名前は、ローリー‥マキロイになっていることが多いようですが、カタカナでより原音に近く書くと上のような表記になると思います。 いずれにしても、日本人が発音するには、大変難しい名前です。 Rがいっぱいあるし、LのあとすぐRもくるしでーーー。
 
 それはともかく、彼の最近の活躍は、すごいですね。 あるニュースでは、マキロイ時代の到来とまであります。 残念ながら、私は、ゴルフには、これまた全く興味がないのですが、でも、松山や石川が海外で活躍するのを聞くのは、うれしいものです。 こちらアイルランドに来たばかりのころ、広々としたゴルフ場がいっぱいあるので、日本のゴルフ好きにはたまらないだろうな、と思ったものです。
 
 さて、このマキロイ、この間まで北アイルランドのプロテスタント系の出身だと思っていました。 ゴルフの持つイメージからそう勝手に思いこんでいたのですが、カトリック系だったんですね、 だから、こちら南のアイルランドでも、非常に人気があり、よく報道されているのか、納得というところです。
 
 それで、サイトなでをよく見ると、やはりこのマキロイも、北アイルランド出身ということで、自分の帰属についての心の葛藤が、今もなおあるようですね。 もし、彼が、プロテスタント系であれば、イギリス人として、多分何の躊躇もなくそう言うでしょうが、カトリックである彼は、南のアイルランド共和国への帰属の思いも強くあるようで、本人は、アイルランド人であるとかイギリス人であるとかを断定的に言いたくないようですね。 
 
 強いて言えば、北アイルランド人としたいような感じです。 次回のオリンピックには、ゴルフが競技になるようですが、その時には、北アイルランドのチームができるなら最高ですが、アイルランドかイギリスを選ぶのであれば大変困る、などと言っているようです。 北アイルランドの問題は、私は、これまで全然と言っていいほど書いてきませんでした。 今日もあまり書きません。 知りたい人は、いっぱい記事があるでしょうから、ぜひ読んでみてください。 
 
 7月や8月は、北アイルランド内では、プロテスタント系の住民が、500年以上も前の移住と戦勝の記念としての行進(マーチング)が、いたるところで見られます。 それらは、カトリック系の住む住宅街にも行進しようとするので、毎年イザコザが起き、警察は、この時期いつもピリピリしています。 
 
 実は、私達も、先週の土曜日に北アイルランドに行ってたのですが、この行進に出くわし、道路変更を余儀なくされ、時間も往復で計1時間ぐらい余分にかかってしまいました。 その時、車から見えた行進に参加するために駐車してあるバスや車の多かったこと。 その信仰心というものの強さに改めて怖さを感じました。 妻などは、もっと怖さを感じたことでしょう。
 
 ともかく、今、アイルランドは、北も南も含めて、ゴルフの強豪国になっています。 数年前も、全英オープンで、アイルランド出身のポーリック・ハリントン(Padraig Harrington)が2連覇しました。 この彼の名前も、日本人には、発音しにくく、日本の新聞などでは、イイカゲンな読み方を書いているものが多いです。
 
 あ、それから、ローリー‥マキロイのことに戻りますが、彼の英語は、非常に分かりやすいです。 つまり、北アイルランドの強いアクセントがないのです。 北アイルランド方言は、非常にアクセントが強く、日本人にはホントに難しいです。 でも、アイルランド人の多くは、そういう方言を変えようとはしませんし、ニュースキャスターでもそうです。 ですので、北アイルランド関係のニュースになると、この私などには、非常に聞きづらくなります。
 
 でも、このローリーには、そういうアクセントがないのです。 少なくとも高校までは、北アイルランドにいたはずですから、その後、世界に飛躍しだしてから矯正したのでしょうかね? 多分、そのままだったら、アメリカ人にもわかりにくいものがあったからかもしれません。
 
 さて、ゴルフのことは、この辺でということで、最後は、いつか松山や石川が、このようなビッグな大会で優勝してくれることを祈りたいですし、彼等は、ローリーよりも若いので、そのチャンスも絶対あると思っています。 
 
 以上、『ゴルフは、1本のクラブだけで打ち、1回打ったボールは、そのままずっと触らずにカップインまで続けるべきではないか!』と、アホなことを思っている者からでした。 ポテチン。