外面(そとづら)と内面(うちづら)

 今、沖縄では、猛烈な台風が来ていますね。 私にも友人や恩師と呼べる人たちがいますので、心配です。 沖縄あたりにくる台風は、非常に速度が遅く3日ぐらい停滞しているなんてことを、私も住んでいたとき経験しています。 でも、沖縄では、台風被害というのは、私が住んでいた3年間、ほとんど聞いたことがありませんでした。 家々は、鉄筋コンクリートづくりが多く、丈夫なんでしょう。
 
 ただ、今回のは、相当強いらしいのでちょっと心配です。 地滑りや電柱や木が倒れての事故も考えられるので。、
 
 さて、ネタも特にないのに、無理して書こうとすると、読む人はもちろんのこと、自分でも面白くないものですし、受けに走ったりすると、不謹慎な言葉を発しやすくなるので、注意が必要です。
 
 ということで、今日は、軽く。
 
  私の住む周辺にも、アイルランド人と結婚した日本女性が5-6人いるということを前に言いましたが、この人たちとは、年に2、3回ぐらい平均で会っているでしょうか。 もっと多く会っている人もいますが、もっと少ない人も当然います。 このあたりでは、私が、1番年長ですし、定住期間も最長なのですが、他の人も、もう10年以上住んでいるのが多いです。
 
 英語の上手い下手は、居住年数にあまり関係ないですね。 いつまで経っても、私のように、大した英語を喋れない人もいますし、もうすごい勢いでアイルランド人とおしゃべりする人もいます。 これらの人たちは、私が、ブログをしていた(過去に言ったので)ことは、知っている人もいますが、どなたも、このブログは、見ていないと思います(多分)。
 
 で、その日本人女性の中の一人に、関西出身の、今40歳ぐらいかな、女性がいます。 数ヶ月前に、この人と話した時のことです。 この人は、世間で言う家柄の良い家庭に育ったようで、お父さんは、医師で、お母さんも非常に教養がある人だったそうです。 
 
 しかし、その実態は、非常にサツバツとした家族だったようです。 特に、この父親(この人は、その専門科の医師会などでも重鎮だったらしく、また、ヨーロッパの2ヵ国の外国語が堪能だったようです。)は、そういうりっぱな外観とは異なり、家の中では、そうとう暴君のような存在だったそうです。 
 
 具体的には、書きませんし、あまり覚えてないのですが、でも、やっぱり、ドラマで見るような人が、実際にもいるのですね。 自分と話をしている人から直接、そういう経験を聞いたのは、初めてでした。 その外国語が出来て、欧米の文化、例えば、女性に対する態度なども、平均的な日本人より、そうとうリベラルなはずと思われるのですが、現実の生活には、そういう知識や教養は、反映されないのですね。
 
 今の、このSNSの時代、対外的に自己を飾りやすくするのは、簡単でそうなりがちです。 私も、多分そうでしょう。 ただ、この父親のような生活態度は、本人が教養があるだけに、自己矛盾とか自責の念とかに陥らないのか、ちょっと不思議です。 まあ、多少はあったのかもしれませんが、意地とかも邪魔をしますし、ね。
 
 世の中の高名な人も、ひとたび裏に回れば、どんな顔を持っているかわからない、の典型みたいだったので、なぜか、強く記憶に残っています。 ただ、逆に言えば、人間、肩書きや地位などに関係なく、アホな面や理不尽な行動をするということを、誰もがもう一度確認すれば、そういうことだけで簡単に人を信用・判断するということもなくなる、と思うので、このような事例、もっと世に出て欲しいものです。 まあ、この前の我が兵庫県の県議は、ちょっと酷すぎるか?な。 では。