御着城よ、永遠なれ! そして、55歳からのニューライフへ。
今朝は、雨。 特に、ネタもないのですが、時間があるので書いてます。 読者には、失礼な態度かもしれませんがーーー。
で、昨日も、テレビ番組に関する記事でしたが、今日も、最近見たテレビドラマから、その感想を書きます
こちらは、NHKのものは、だいたい見れます。 一部、BSのドラマなどは、送られてこなかったり、多少時期がズレて来る場合もありますが、まずだいたいのものは放送されます。 民放のは、ヒットしたドラマだけに限定されていると言えますし、時期も2-3ヶ月からもっと大幅にずれるものもあります。 たとえば、水谷豊の相棒は、1年遅れです。(今、SEASON12をやってます。)
この数ヶ月間に見たドラマで、私がちょっと気になったドラマは、いずれもNHKのもので「珈琲屋の人々」と「サイレント・プア」そして、「銀二貫」でした。
最近は、こういったシリアス調のものでしか刺激を受けなくなってきています。 単に年をとっただけでしょうか? 単なる恋愛ものや中途半端なコメディーなどは、ちょっと敬遠という感じです。 コメディーなら、思いっきりバカバカしいのがいいです。
さて、上に挙げたドラマで、「珈琲屋の人々」は、なかなか良かったです。 40歳ぐらいの主人公は、殺人の罪(本当は正当防衛とも言うべき、過失によるもの)を背負い、出所してからも、その罪の意識で悩まされ、幸せを追わずに質素に慎ましく生きようとする。 まあ、これ以上内容を説明しませんが、このドラマ、5回しかありませんでした。 でも、1回1回完結のよくあるパターンではなく、その珈琲屋を取り巻く近所の人々の生き様も紹介し、それが毎回連動しながらの現実感のあるドラマになっていました。
ただ、よくあることですが、最終回の締め方は、本当に難しく、このドラマでも、あれで良かったのかなあー、という印象も持ちました。 それまでの周辺の人々の描写が、なかなか面白かっただけに、最後の主人公の二人が、仲良くなっていく過程が少しあっさりし過ぎて、このドラマは、もっと長く続けたらもっと面白くなるのになあーーというのが私の感想です。
「サイレント・プア」は、これまた、今の少子高齢化の日本で、どこでにもあるような暗いと言おうか、でもとても現実的な話の連続。 このドラマも全回繋がっていて(専門的な言葉があるのでしょうが)、見ていて、より現実味がありました。
阪神淡路大震災の傷が癒えない女性が、ボランティアとして、そういう社会からはみ出しそうな人々の救済活動にあたる。 モデルになった人たちがいるようで、ホントに頭の下がる思いです。 ただ、このドラマも、最終回は、何かちょっと、もって行き方に苦労しているなあー、という感じで、やはり締めの難しさを感じますね。 (あの写真の坂本龍馬によく似ている役者の区役所の課長さんと美人のボランティアの青春讃歌的終焉でした、ーーー。)
昔から、ドラマでは、最終回の1-2回前が一番面白いように思います。 ただ、最終回は、その後の勢いで、視聴率的には一番良かったりすることがある、のではないでしょうか?
「銀二貫」は、実はまだ最終回を見ていません。 録画したものを今夜見る予定ですが、これまでのところ、この時代の町人の苦労と言おうか、悲哀が出ていて、なかなか好きです。 まあ、主人公が、ちょと泣きすぎの感じはありますが、あの寒天作りの厳しさ・臭さも想像できるので、これは、かなり身分的に低い人たちの職業であったと思われ、私としては、その方に興味がいきました。 大阪ものらしく、ヒョウキンさも取り入れたドラマで、良かったと思いますが、さて最終回は、どうでしょうか?
ところで、NHKでは、来週から「55歳からのハローライフ」というドラマが始まりますね。 まったく同じ歳なので興味津津です。 私は、35歳の直前に、一度人生を変えようとしましたが、今、この年になって、同じ世代の人間が、どのように自分の人生を考えているのか、もちろん、製作者中心の考えでしょうが、まことに楽しみです。
それと、最後に、ドラマと言えば、大河。 最近は、当初のような緊張もなく、姫路や御着という言葉を普通に聞けています。 いや、それどころか、こういう地名が大河の役者の口から出てくることが、なにか当たり前のような感じにすら思ってしまっている自分がいます。 本当に、環境の影響(つまり慣れ)というのは、怖いですね。
鶴ちゃんの小寺の殿は、これからどうなるのか? 歴史的には、わかっていますが、御着がより地元である私にとっては、小寺の殿に頑張ってもらって、織田軍をやっつけてもらいたい気持ちです。 ドラマですから、当然、官兵衛の方に、正義があるような描き方をしていますが、450年前の昔、まして戦乱の世、それらの人々の心理や行動の善悪なんて、評価判断できないですからね。
そういう意味でも、演技も面白い鶴ちゃんに頑張ってもらいたいし、妻役だった高岡早紀は、我々の世代のアイドルでもあった(今も綺麗です)だけに、最後に一言、『御着よ、ガンバレ!』