錦鯉のコンクリート水槽作り ⑰ 水槽を満水に! ちょっと怖い感じ。

 さて、先週の金曜日、各装置の設置が一応でき、それらの間のパイプも連結できたので、試運転を行うため、水槽を満水にしていきました。  
 
 正直言って、自分で作りながら、この迫力に少し戸惑っています。 この日は快晴で風も弱く、水面は、穏やかないい感じでしたが、その後今日まで、雨の時もあり、若干風の強い時もありました。 その時の水面のやや荒々しい感じに少し怖さを感じております。 今でこんなだから、冬の嵐の時の水面は、どうなるのでしょう!?
 
 こちらの鯉の愛好家が、屋外の水槽の壁の高さを60センチくらいまでに留めている理由が、分かったような気がします。 私としては、頑丈な壁を作ってきたつもりですが、何しろ自分ですべてをやってきたので、絶対大丈夫という言葉を誰からももらえないし、自分自身もその確信が、今のところ100%持てないというのが、正直な気持ちです。
 
 ただ、多分大丈夫だと思っているのですが、何でも新しいことをする時は、何があるかわかりませんので、警戒だけはしていくつもりです。 でもまあ、逆に言えば、豪快なものが出来たなあー、という感慨もあります。
 
 
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 それで、水槽の外の装置を紹介していきますと、下左は、水槽の底抜きからでたパイプをフィルターと繋いだところです。 その間にバルブ(弁)を一つ挟んでいます。 実は、この垂直のパイプの数カ所に少量ながら、水漏れが、またあります。 これについては、また後で説明します。              
 
その写真の中で、透明な細いパイプが斜めにかかっていますが、これは、エアーポンプからの空気をフィルター内に送るためのものです。 このフィルターでは、ろ過機能を亢進させるためフィルター内に大量の空気を送っています。                                             
 
右写真は、ろ過材を入れたフィルター内の様子。 ろ過材は、直径1センチ程度の小さな歯車のような形をしたプラスチック製品です。                                            
 
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 下左が、エアーポンプです。 もう雨よけを置いているので見えにくいですが、普通の金魚の水槽に使うエアーポンプのオバケのようなものです。 四方・高さとも、約20センチあります。 これは、1分間に130リッターの空気を送ることができます。 価格は、約250イギリス・ポンド(ユーロでの正確な価格は、未定。 クレジットカードでの購入のため。)                                     
    
 右は、フィルターから水槽に戻るパイプラインです。 まず、すぐここにもバルブ(弁)を入れました。 その右横は、ポンプです。 これは、以前から予備に購入していたものを使っています。                  
                
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 で、ポンプから来た水は、この下左の紫外線照射器具を通過します。 これは、簡単に言うと、水槽や池の水を緑色にする藻類(アオコ)を消滅させる装置です。 写真では、サイズがわかりにくいですが、長さは、約1メートルあります。 金額は、約150ポンドでした。                        
 
 で、右は、その装置から水が水槽に戻るためのリターンのパイプラインです。 前に少し説明しましたが、カエルさんの方は、主に気温の高いシーズンに通して、下のパイプは、寒い時期に使います。 この切り替えも、レバー一つで出来るようにしました。 さらに右側は、オーバーフローの出口に細いパイプを取り付けたものです。                                               
 
 
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さて、上述のパイプからの漏れですが、 1秒に1・2滴の漏れです。 学生時代、1滴の水滴の量は、0.02ml(cc)だと聞きました。 ただし、これは多分ピペットからの水滴のことで、より大きな水滴もあると考えられるので、この1秒間の水漏れは、まあ、0.08mlぐらいかなと推測します。 そうであれば、計算上は、1日で7リットル前後の水漏れだということになります。                         
                        
 それほど大きなロスではないのですが、やはり将来、もっとひどいことになるかもしれないので、ここはきちっと修理したいな、どうしようかな、と思っていて、近くのDIYショップに行ったら、いいものを見つけました。 水漏れをしている最中でも、その部分に塗布できるシリコンが売ってあったのです。 便利なものがありますね。 多分、日本でも売っているのでしょう。 ただ、使用する際は、このシリコンを50度以上に温めて使わないといけないようです。(下)  その作業は、まだやっていません。            
            
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 さて、いろいろ書いてきましたが、もし、このパイプの水漏修理がうまくいけば、あとは、水槽の壁のペンキ塗りと鯉自体の搬入だけです。 最も楽しい部分ですが、うまく行きますかどうか。 そうなれば、このシリーズも、もうすぐ終わることになります。