錦鯉の水槽作り ⑭ 一般の注意事項

 今日は、五月六日、昨日は、子供の日ということで、我が家の庭には、例年どおり鯉のぼりが泳いでいます。 鯉のぼりも、自分が錦鯉を飼うようになってからは、より親近感もでていますが、もうかなり古くなり、来年ぐらいが最後になるかな、と思っています。 子供たちも、身長だけなら親とあまりかわらないものになっているし。 来年は、2015年。 5並びで、最後の年にふさわしいかな。
 
 昨日(5月5日)撮った写真。 以前は、家のそばで揚げていましたが、パラボラアンテナを傷つけるので、遠くに移動しました。
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 それで、これまで、かなり水槽づくりのDIYを書いてきましたが、まあ、私のこの記事を見ている人も非常に限られているし、さらにそこから、私の記事を参考に魚の水槽を作ろうと考える人は、日本広しと言えども、まずいないと思います。
 
 でも、世の中には、万が一ということもあるので、とにかく進めますが、もしそういう人がいるなら、その人は、恐らくDIYの本を1・2冊、そして、錦鯉の本を1・2冊読まれているような方だと察します。 全くの素人では、やっぱり歯が立ちませんからね。 でも、私も、実は、そんなに多く錦鯉の本を持っているわけではありません。 日本語のを1冊、英語のを1冊というだけです。 ただ、私は、こちらのイギリスの錦鯉の専門月刊誌を計3年間ぐらい購読していました。 
 
 ですので、私は、それほど錦鯉のこともDIYのことにも精通しているわけではありません。 特に、品評会にでるような高級高額な魚の見分け方やその特殊な飼育方法などについては、ほとんど知りませんし、興味もありません。 元獣医師としての本能的な反射として、あまり品評会の意義も感じられないのですが、もちろん、そういうのに熱心な方々がいて、時々そのような素晴らしい鯉を見ると、ホンマに綺麗やなあー、とため息が出るのも確かです。
 
 でも、ペットショップで売られているような錦鯉でも、同じように大きくなるし、大きくなったのが悠然と泳ぐ姿は、素晴らしいですよ。 多分、10センチくらいのサイズなら、1匹1000〜2000円程度で買えるものと思います。 あなたが、中年の方なら、恐らくあなたが死ぬまで、その鯉も生きているでしょう。 水質さえうまく管理していれば、30ー40年は生きると言われています。
 
 で、これまでのDIYの中で、基礎事項で抜けているようなものを考えてみたのですが、まず、すぐ思いついたところでは、モルタルに使う砂です。 私の英国製のDIYの本などでは、詳しく紹介していませんが、砂は砂でも、コンクリートブロックを積み上げるためのモルタルとそのできたブロック壁に塗るモルタルでは、砂のきめ細かさが多少変わります。 壁塗り用の砂は、より極めが細かくなりますが、これも何層に分けて塗るのかにもよりますし、最上層だけ極めの細かい砂を使うこともできます。
 
 また、モルタルやコンクリートを作るときの砂やセメントの配合具合も、その用途に応じて、変えていくのもそれらの節約になります。 負荷(重量)が多くかかると予測される部分のモルタルには、セメントの割合を増すなどです。 こういうことを書いてないDIYの本もあるかと思いますので。
 
 あ、それから、これは、DIYの利点ですが、自分の庭あるいは敷地内で、こういうDIYをしようとうる人は、出来るだけ材料を節約したり、きれいに作業のあとは掃除をしたりしますね、当然。 でも、業者に
やらせると、まあ、例えばモルタルを塗るのはうまいけれど、使い方が非常に贅沢な感じに、素人として横で見ていると感じますし、それらの後片付けもあまりきちんとしないと感じてしまいます。 
 
 このあたりは、恐らく日本もイギリス・アイルランドも、あまり変わらないように想像します。 逆に、丁寧に掃除などする業者は、その時間も代金に含めるでしょうし。 まあでも、この辺は、業者によって、だいぶ差があるかもしれません。 誠実な業者さんには、失礼しました。
 
 それと、私の水槽は、本当にシンプルで必要最低限の設備を用いて、水質をいい状態に保っていくことだけのものにしていく予定です。 シンプルな構造の方が、トラブルも当然少なくなりますし、その後の維持費もやすくなる。
 
 で、このようなコンクリート水槽では、錦鯉以外でも、当然、金魚やフナやナマズなどの普通の多くの淡水魚を飼うこともできるでしょう(しかもいっぱい)が、ただ、清流に住む女王とか何とかというタイプの魚は、水の流れが必要などと、それぞれの魚の要求度が異なるので、それはそれぞれ調べる必要があるでしょうね。 
 
 ただ、私の水槽は、お見せしたように、綺麗になった水がフィルターから戻るリターンを1つだけ設置していますが、これを2つ以上反対の位置に設置するなどで、けっこう速い水流をつくることも可能です。
 でも、私の水槽でも、おそらくゆっくりでしょうが、底抜きから水が出ていき、リターンから戻るなかで、水槽全体の水の流れができるものと予測しています。
 
 水の流れで思い出しましたが、こういう水槽を作るときは、その立地場所の選定が、まず一番にきますが、その時、電気配線やフィルターからくる騒音なども考慮しますが、それと同時に排水の便も、当然、考えなければなりません。 実際、水槽に水が満ちてからは、フィルターの洗浄などで多少の汚水がでますし、雨水のオーバーフローの水もありますので、その排水の経路をあらかじめ決めていなくてはなりません。
 
 で、以前から何回も言ってますけれど、長さが3メートル、幅が1.5メートル、深さが、1.2メートル程度のコンクリートブロック水槽が出来ると、フルサイズの錦鯉が、最低でも5・6匹は、飼えます。 まあ、その土地が必要ですが、それさえあれば、結構金のかからない趣味だといえます。 
 
 まあ、夜のスナックで綺麗なママさん(?)と談笑して酒を飲むのも、いいでしょうが、そのまあ30回分ぐらいを我慢するお金があれば、このような水槽は、できるんではないかと想像しますが、スナックにもいろいろありますし、この辺はいい加減ですよ。 (ちなみに、私も、スナックへは行きたいのですが、ここでは、どうしようもない!)
 
 この約300年ほど前に、新潟の山古志地方で飼っていた食用の鯉から突然変異によって生じた赤い鯉、錦鯉。 鯉の変異は、世界中どこにでも起こったことでしょうが、その山古志の人々の眼力がなければ、このような世界的な趣味・文化になっていなかったことでしょう。 今、東南アジアなどでも大人気のようです。 日本人のあなたも、いかがですか!