錦鯉のコンクリート水槽作り ⑬ 成型ポンド・ライナー

 
 このところ堅い記事でしたが、あの水槽どうなったん?という人もおられると思うので、また、水槽作りに戻ります。
 
 美しい五月に、いつの間にかなっていますが、こちらは、1日(ついたち)と今日も曇天です。 でも、気温が15度近くあり、過ごしやすいです。 その水槽の水漏れは、まだ完治しておりません。 でも、この先なんとかなる、と今のところ考えています。 根本治療(修理)は、今張っている水を完全に取り除いてからです。
 
 その漏水にもかかわらず、私は、フィルター(ろ過器)などの注文に入り、次に進みたいと思っています。 できれば、この6月中にもすべて完成させたいと計画していたので、計画どうり実施したい私としては、ここで止まっていたくないのです。
 
 で、その間ですが、ポンド・ライナーの最終固定に向け、その上に重しを載せますが、これは、すこし見栄えのいいブロックを積み、あとペンキで塗る予定です。
 
 それをする前に、皆さんには、前回のところに関して、すこし補足説明いたします。
 
 まず、ポンド・ライナー(防水シート)の下に敷いたアンダーレイですが、これは、生地的には、毛布の薄いものの感じです。 日本でも、アンダーレイという名で売っています。 もちろん、本当の毛布やカーペットや砂など、ポンド・ライナーの保護(クッション)になるものなら何でもいいのですが、取り扱いやすい利点があります。
 
 次に、ポンド・ライナーですが、私が、購入したのは、すでに水槽の形・サイズに合わせたポンド・ライナーです。 この手のポンド・ライナー(防水シート)は、ウェブサイトを見る限り、日本では販売されていないようです。 こちら、イギリスやヨーロッパでは、かなり浸透しています。
 
 日本庭園式の鯉池ではなく、今回のような水槽タイプのものを作ろうとする人にとって、ブロックの内面の仕上げ方法は、主に2つあります。 1つは、私のように成型タイプのポンド・ライナーを敷くことです。 もう一つは、特殊な防護膜をきれいにモルタルしたブロック壁に塗ることです。
 
 ただ、2番目のものは、モルタルを綺麗に塗ること自体難しいし、その防護膜も一番よく使われているのは、繊維ガラス(fibre glass)なんですが、これを塗るのもプロの仕事と、こちらではされています。
ですから、成型ポンド・ライナーも、ただシート状になったポンド・ライナーより、倍ぐらい値段が高くなりますが、繊維ガラスを業者に頼むのは、それよりまた何倍か高くなります。
 
 まあ、今回、ポンド・ライナーからの水漏れではないようですし、サイズもだいたい予定どうりおさまっているので、私としては、まずます満足しています。
 
 でも、成型といっても、多少のポンド・ライナーのタワミやシワがよるのは避けられないようです。 でも、想像つくと思いますが、普通の平板なシート状のポンド・ライナーでは、もっと大きく見場のよくないタワミ・シワになります。
 
 日本でも、こういう成型タイプのポンド・ライナーを扱う会社が、あってもいいと思うのですが。 
 
 下写真のように、特に隅を中心にタワミが、生じやすいです。 ただ今後、もっとポンド・ライナーを引っ張ったり、水かさが増して水圧が高くなると、これらのタワミなどは、もうすこし良くなっていくでしょう。
 
 写真に見えるポンド・ライナー上の白い点々は、何でもありません、ただの小麦粉です。  漏水の原因を探っていた時、水の流れを知ろうと、水彩絵具や小麦粉を撒いたのです。 あとで知りましたが、そういう水の動きを知りたい時は、食用の着色剤がいいそうです。 では。
 
 
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