全日本柔道選手権 2014

 久しぶりの柔道記事です。 まあ、昨日の全日本柔道選手権を見たからですが。
 
 以前、この大会の判定が、非常に甘いものであると書きました。 技あり程度のものを一本というなどです。 それも、決勝でそうだったので、がっかりしたものです。
 
 今回の大会は、テレビで見ていた限り、準決勝の王子谷(おうじたに)の釣り込み腰を技ありにしてましたが、あれは、一本でしょう! まあ、審判も緊張しているから、適確な判定はなかなか難しいでしょうが、まあ、以前の甘すぎるよりは、マシですかね!?
 
 試合そのものは、その若手の王子谷が、綺麗な一本の連続で、清々しい優勝をしてくれました。 これで、彼を中心に全体のレベルアップがなってくれるといいのですが。
 
 それで、昨日の大会で、優勝候補の筆頭かその次ぐらいの下馬評にあがっていた選手に、七戸 龍(しちのへ りゅう)という人がいました。 
 
 実は、私は、彼が、10歳前後の頃、彼と乱取りをしたことがあります。 1998年頃、当時40歳前後だった私は、沖縄・那覇市にある県立武道館に、仕事のあとほぼ毎日通って、柔道の稽古や補強運動をしていました。 当時、そこの武道館では、大人の武道のクラスは、空手と合気道しかなく、柔道をやりたいものは、各自で道場の隅で、細々とやっている感じでした。
 
 でも、子供のクラスでは、結構強そうな柔道塾があり、その塾の乱取り稽古に、私も時々参加させてもらっていたのです。 その中に、七戸くんがいたのです。 たしか、似たように勇ましい名前の兄弟もいました。 彼は、当時は、10歳ぐらいで、がっしりとした体格でした。 技のキレとか、そんなものは、よく覚えていませんが、盛んに向かってくるガッツのある子だなあー、という印象が残っています。
 
 この七戸兄弟のお父さんは、当時、沖縄で空手を教えている人だと聞きました。 私より、年上だったと思います。 お母さんは、東欧かどこかの出身だと聞いた覚えがあります。 お二人とは、私は、話をしたことはなく、ただ、遠くから1-2回ちらっと見ただけです。
 
 でも、当時から、私も将来、この七戸くんの両親のような存在になるのかなあー、という思いもあったので、この兄弟のことは、沖縄にいた頃は、わりと気にしていました。
 
 それから、10年以上たって、数年前のこの全日本柔道で、この七戸の名前を見たとき、すぐわかりました。 顔も昔とあまりかわってないし。 数年前は、背が高いけれど、細身な感じでしたね。 昨日見た限りでは、かなり体重も増えているようでした。
 
 昨日は、ベスト8どまりでしたが、下馬評にあったように、今は、日本のトップクラスにあることは、間違いないようです。 これからの活躍も期待しています。
 
 私の息子も、彼に負けず、背は高くなりそうですが、まあ、柔道というタイプではないかもしれません。でも、七戸くんを見ていて、何か自分の子供たちにも、大きな可能性があるように思えてきました。
 以上、礼。