私の姫路城を作るで~! ②

 こちらのコンクリートブロックは、このサイズで、約70セント(0.7ユーロ)です。 円とユーロの為替レートは、ここ数年変動が非常に激しく、この1年間でも50%近くユーロ高になっております。 だから、今、これを円に換算することはしません。 この記事を見た人が、その時のレートで大体の金額を想像してもらったらと思います。
 
 それで、この石垣用のブロックの枠組みでは、少なく見えるかもしれませんが、これでも100個以上のブロックを使いました。 だいたい120個ぐらい使いましたかね。 当然、日本の城なので、石垣は、裾野が広くなる山のような曲線を描くので(武者返し)、下部の壁は外に張り出すように、ブロックを2重にも3重にも置いたことにもよります。
 

イメージ 1
 
 
 そのブロックの内枠が出来て、いよいよ化粧石の貼り付けにかかりました。 これらの石は、こちらアイルランドでは、普通の家囲いの塀に貼る石を石材店で注文したものです。 本物の姫路城の石垣に似た色のものがありました。 この石は、1㎥ぐらいの籠ごと売られていて、220ユーロでした。
 
 それらの石は、1個1個が大きめなので、このミニチュアに合うように、何等分か割り、貼り付けました。 貼り付けには、ブロック積み同様、モルタルを使用。 DIYの門外漢の人に説明しますと、モルタルとは、セメントと砂が材料です。 その材料に、接着用の液体を添加した水で練り上げたものです。 ちなみにコンクリートとは、これに砂利を加えたものです。
 
 この武者返しのカーブを作るのに、一応計算上の長さを出していましたが、実際は、そのような数値にはうまくいかず、その場その時の見た目でやってました。 だいたいの形でええんや!、と自分で納得しながら。
 
 石垣の一番下部は、結構幅をとるので、モルタル不足になり、壊れたブロックや敷いていた砂利を中に詰めたりして補いました。
 
イメージ 2
イメージ 3
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 外側の石垣の貼り付けが、80%ぐらいできた時、大きな間違いに気づきました。 それは、姫路城をよく御存知の方ならお分かりですが、西小天守と乾小天守の間の渡櫓は、一直線なのですが、私のは、その両小天守間に凹みを作っていたのです。 やっちゃったー! まあ、当地では、誰もわからないし、案外、造形的には美しいので、例のごとく、「まあ、ええか!」で済ませています。 (下、右の写真の
右側の凹み)
 
 
 
イメージ 5
イメージ 4