元日の山登り、素晴らしかった!

 O君から、またまた、りっぱな長文のコメントいただきました。 ありがとう。 確かに、原発行政だけでなく、多くのことが、右肩上がりでなくなった昨今、若い世代の意見がもっと強く反映されるべきだと思います。
 
 ところで、今はもう1月の半ば過ぎ、私が、年末年始に日本へ帰ってた時に、何をしていたかを書くのであれば、これ以上遅くなってタイミングを逸しないように、今、書きます。
 
 今回、私は、一つの区切りを付けたかった。 元来、整理整頓の好きな人間ですが、人生においても、そういうことをちゃんとしておきたいタイプなのです。 それで、日本を出て、アイルランドに来て、今年で丸20年、今年55歳という区切りの年齢、かつての職場の同僚たちは、定年まであと数年から10年以内(もし定年制が変わらなければ)、かつての上司は、80歳前後の年齢、そういう時代になり、この人達とぜひ会っておきたかったというのが、一つありました。
 
 県職員を辞めてからも、私は、幸運なほうで、元の職場の皆さんとは比較的仲良くさせてもらっていました。 今もずっと連絡し合っている人も、2・3名います。 元上司の方々には、私が辞めたことによって他の人達へ迷惑がかかったかどうか、ということを確かめたかったというのもあります。 かつて、とても優秀な研究者であり、全国の畜産農家に知れわたっていた、このお二人(82歳と77歳)と、ちゃんとお会いでき話ができたことは、本当に良かったです。
 
 元同僚たちは、今は、皆、県庁のりっぱな幹部になっておられますが、私が訪問した時には、気さくに昔の口調で、語り返してくれました。 まあ、こんな私みたいな万年青年的な生活をしている者と会話するのは、実際苦痛だったかもしれませんが、私にとっては、たぶん最後の楽しい談笑となりました。
 
 ずっと書いていた高校の同窓会も、その区切りの一つと言えます。 あと、私は、兄弟姉妹が多くいるのですが、実家のほうで、こういう兄弟たちとの日本中どこでもあるようなイザコザも、ほぼ解決しましたし、私の甥たちも、結婚したり、子供が出来たりなどし、人生の区切りの時期になったようです。
 
 それやこれやで、こういう整理整頓をしていたのですが、そういうことができない元日は、どうしようかと思っていたら、例のK上野が、元日は、山登りしようと誘ってくれました。 
 
 彼と彼の元同僚とのオッサン3人で、兵庫県高砂市にある鹿嶋神社という播磨地方ではかなり有名な神社の神奈備(カンナビ)なのか単なる裏山なのか、よく知りませんが、とにかく、その山を登りました。 この高砂市は、姫路市の東隣りにあります。 姫路の東部にある私の実家からは、車でなら20分くらい、自転車でも元気な人なら30分くらいで行ける近さなんです。
 
 当日(1月1日)は、播磨地方は、寒かったのですが、これ以上ないというくらいの快晴でした。 山登りには、合計3時間ぐらいかかりました。 その稜線をつたって、頂上まで行く途中に、姫路城(今はカバーをしてます)も見えましたし、頂上付近では、播磨南部が一望でき、なんと明石海峡大橋もクッキリよく見えました。
 
 こちらアイルランドでも、年末、例の柔道団体と決別し、自分だけの柔道教室を始めるという整理整頓も出来たし、55歳になる今年、また、何かやりたい気がしていたところでしたが、この元旦の爽快な山登りは、何かそのキッカケになりそうな、いい出だしとなりました。
 
 K上野君、そして、その元同僚のOさん、ありがとさん、でした。