言いたい放題、しかし、限度があるやろ!

 実は、今朝(こちらの時間)まで、違うことを書こうと思ってたのですが、ちょっと気分を損ねるコメントがあったので、今朝の記事は、そのコメントへの対応の記述になりました。
 
 もともと書きたかったのは、ちょっと似ているかもしれませんが、要は、様々な情報が入ってくると嫌な気分になることが多いということです。
 
 その発端は、我が家の衛星放送では、BBCワールドという英語放送の局も見れます。 その中でのインタビューコーナーで、今週の初め、前のオリンパスの社長だったイギリス人が出ていたのです。 私は、偶然、この人のインタービューを見たのですが、その言論の厳しいこと、そして、その内容の一方的なこと、日本人として視聴し続けられないほど、本当に腹が立ちました。
 
 話の内容は、例のオリンパスの不正経理の問題で、自分が辞めさせられたことに対して、オリンパスという会社の批判というよりも、その背後にある日本政府や日本の制度全般に対する痛烈な批判でした。 経済用語は、日本語でも難しいのですが、彼の言い分は、そんな経済の細かなことより、日本jの政府の監視体制の不備や、はたまた日本の資本主義そのものが、世界中のそれとは全く違う異常な体制である、とかのような全く独断的な主張で貫かれていたのです。
 
 キャスターの方は、でも日本は世界第3位の経済大国でもあるとか、アメリカでも数年前にあったエンロンの事件を持ち出したりしていましたが、このオリンパスの元社長(たしかマイケル・ウッドワードだったか)は、いや第3位だけれど落ちぶれていってます、とかと言ったり、エンロンの話は、無視しているような感じでした。
 
 日本の放送局では、これほど痛切な他国への理不尽な批判は、インタビューの番組としては流さないでしょうが、以前にも書きましたが、イギリスやアイルランドでは、結構、日本やアメリカでは使えないジャップなどのような言葉もよく出てきますし、バライアティ番組でのジョークなどは、日本では、テロップで消されるようなものがたくさん出てきます。
 
 まあ、今回のBBCのインタビューは、見ていて、本当に腹が立ちましたね。 西洋人特有のあの人を非難するときに出てくるキツイ表情で、日本が、地球上で最悪の国であるかのように。 その彼は、今、彼を会社のトップとして迎え入れたいという申し込みが、世界中の会社からあり、日本からもあると言っていた。 それが、本当なら、どのような日本企業が、彼を雇いたいというのか、本当に知りたいものである。
 
 まあ、英語の文章や会話は、日本語のものより、直接的であったり断定的であったるすることが多いのですが、他人を非難するときなどは、逆にキツくなることがありますね。 聞くところによりますと、彼は、オリンパスとの訴訟が和解し、10億円以上の和解金をもらったそうです。 もらってから、この言動・悪態です。 この辺も、日本人には、理解しがたい心理です。
 
 BBCワールドなどは、パラボラを指定の衛星に向ければ、世界中で視聴可能です。 もちろん無料で。 そういうメディアで、あれだけのことを言われると、私としては、このブログにでも書いておかないと、と思ったわけです。
いろんな情報が入ってくるのは、いいことかもしれませんが、一方的な意見を耳にするのは、かなり忍耐がいります。
 
 今のこのネット社会、いろんな社会問題などのサイトで、いやあらゆる所で、本当に言いたい放題や無神経な言動、そして容赦のない他人への批判ばかりですね。 まあ、匿名の群集心理のなせる技だと言えば、それまでかもしれませんが、学校のイジメの問題なども含め、こういう卑怯な言動・行為は、何とかならないものでしょうかね。
 
 私達が小さい時は、スポーツ根性ものが隆盛だったこともあるのか、「正々堂々」という言葉が、ハバを効かせていたと思いますが、どうでしょうか。 だから、私なども子供の頃から、ケンカをしても、卑怯なやり方、つまり、集団で一人を囲ったり、殴ったりするようなことは、恥だと思っていた。 1対1でやれ! これが、昔のケンカだった。 
 
 なんか陰湿ですよね。 今のネット社会は。 まま、こんなことを、ブログに書くのも、何やら矛盾しているような感じですが、少なくとも、私のは、匿名にはしていませんがーーー。 今日は、またまたボヤキの記事になりました。