官兵衛は、姫路弁で頼んまっせ!!!

 今日、子供たちは、通っているサッカークラブの誘いでダブリンへ、ワ-ルドカップ予選、アイルランド対ドイツの試合を観に行きました。 そこから帰ってくるのは、夜中の2時頃になるということなので、その時間を利用して、久しぶりに1日に2回のブログ記事になりました。
 
 子供のサッカー見学は、学校を早引きして、かつ長時間のツアーですので、初め反対していましたが、チームメートもいっぱい行くというので、参加させました。 実は、私も小学校1年生の頃、ムラの少年野球のチームに参加しており、その時、皆で、高校野球の甲子園に行ったことは、いまでもとても楽しい思い出となっています。 甲子園へは、大人になって、阪神戦を1・2度見ましたが、あまり記憶もありません。 子供の頃の試合は、夏の大会で、松山商業と当時の中京商業との決勝戦でした。(昭和40年、1965年頃)
 
 世話係のオジサンたちは、松山側に席を取りたかったようですが、もう満席で、我々は、中京側に座りました。 結局、中京商業が優勝したのですが、試合そのものより、上級生の子たちとのおしゃべりや口論、また、カチ割り氷の食べ合いなど、この楽しい一時は、いまでも忘れられません。 私が、参加した子供の中で、一番年少だったと思います。 まあ、そういう面白い経験を、今日、子供たちにしてもらいたいと思っています。 
 
 ただ、今さっき、試合は終わり、6-1の敗戦で、アイルランドとしては、まことに惨めな結果となったようです。 評論家たちは、さっそく監督を非難しています。 さあ、子供たちは、この試合をどう見たでしょうか?
 
 さて、大河ドラマ関係を、また書きます。 いま放送中の「平清盛」は、低視聴率にあえいでいますね。 画面が汚いとか、話がわかりにくいなどが、原因と言われています。 本当は、私は、こういう、いつもあまりやらない時代の方が好きです。 大河は、戦国か幕末でしか視聴率がとれない、というのは残念です。 希望のアンケートでは、聖徳太子や卑弥呼の時代が挙げられていますが、制作サイドとしては、なかなかそのような時代を扱えないのでしょう。 邪馬台国を纏向遺跡として、大胆な推測のもと、天皇家のもととなった豪族などを見せてくれたら、私には、最高なのですがーーー。
 
 話は、今の清盛に戻って、私が、このドラマで、一番気に入らないのは、今回は、全然、言語・方言監修がないということです。 大河では、いろんな細部にわたり、考証を加えるのが普通ですが、今回は、言語に関しては、それを無視しているようです。 もちろん、貴族や武士が入り交じっての古い時代なので、難しいものがあるとは想像しますが、そこをなんとか、それなりに視聴者に納得させる技術を使うのが、大河ではないでしょうか!
 
 今回のドラマは、各俳優が、好き勝手に喋っているように聞こえてしかたなく、同じ平家一族、同じ貴族でも、何か言葉が統一されていない感じです。 平家などは、武士と言えども、清盛の数代前から京都に定住していたので、当時の京都弁を一族が使っていたはずだと思いますが、どうでしょうか。 このドラマの中で、明らかな関西弁は、先週殺された兎丸だけ。 しかも粗雑な言葉で。 (私も、全て見ているわけではありません。 これは、去年の「江」からですがーーー、残念です。)
 
 ということで、気は早いのですが、2014年の黒田官兵衛には、もちろん当時の適確な姫路弁・播州弁を俳優の岡田くんに与えてほしいと思っています。(実は、今回まで、この岡田准一という俳優をよく知りませんでしたが) まあ、彼は、大阪出身ということなので、大丈夫だと思いますが。 官兵衛の時代は、当然、戦国、まだ、地域地域の独自性が強かっただけに、話し言葉は、武士の間にも、地域間で大きな差があったはずです。 では、脚本の先生よろしく。