アイルランドで、柔道クラスを再興してます。

 まだ、柔道の話を続けます。 このブログで、私は、自宅そばの我が道場で、何人かの人を受け入れて、柔道を教えてきたことを書きました。 で今、私は、このアイルランド西部の田舎の県で、柔道の町道場を起こし、子供・大人を問わず教えています。  ずっと以前にも書いたと思いますが、実は、これは2回目で、2000年頃にも、約1年半ほど、町道場で教えていました。
 
 その時は、文化の違いやアイルランドでの柔道の認知度の低さによるトラブルも結構あり、苦労しました。 まあ、結局、使ってた施設の改修が主な理由で、道場を閉めました。
 
 今回、また、今年の春から、町道場を開いた経緯を書きたいと思います。 数日前にも書きましたが、去年の7月から、我が家の道場で、私の子供たちに、柔道を教え始めたのが、ことの始まりでした。 それは、東日本大震災の後、彼らに、より日本人(少なくとも半分の)としての自覚を持って欲しいという、私の少々焦りにも似た気持ちの現われかもしれませんでしたがーーー。
 
 とにかく、週1回を基本に、時には、2回の稽古をしておりました。 そのうち、彼らに本当の試合を見せたくて、探して見に行きました。 そして、その子供中心の柔道大会で、審判やクラブのコーチをしていたのは、私のかつての柔道仲間たちでした。 その時に、彼らの道場で、単発の柔道指導などを依頼されたりもしました。
 
 その後、私自身の柔道の試合の姿を、子供たちに見せたくて、約10年ぶりに、地元のチョーレベルの低い大会にでました。 11月と12月の2回。 そんな低いレベルですから、この私でも勝てました。 お陰で、子供たちには、まあカッコよい姿を見せられたかもしれませんが、でも実際、彼らの心の中でどう写ったかはわかりませんけど!?
 とにかく、そのあと、この大会を主催していた柔道団体の関係者が、私に、私の住居近くで、道場を開くことを望んできたのです。 そういうことで、それを受けて、この春から、週1回子供のクラス、週1回の大人のクラスをみているのですが、そんなに、スンナリと決めたわけではありません。
 
 というのも、以前の苦労の経験があったからです。 つまり、文化の違い、具合的に言えば、畳の管理の仕方など、日本人と大雑把なアイルランド人とでは、大きく異なります。 また、子供のクラスでは、集中力と言おうか、ヤル気を出させるのに、どのくらいの叱咤激励をすればいいのか、日本とは異なりますので、難しいところがあります。 まあでも、そこは、前に進もうということと、東北の震災のあと、何か日本人としてやらなければと考えていたので、そのボランティア活動の一つという意味合いを自分に持たせたことも、もうひつとの決めてとなりました。
 
 まあ、それから半年、なんとかやってますが、偉そうに書いても、いつまで、この道場が続くかはわかりません。私の体力もあるでしょうし、団体との意見の相違や、維持管理費用の面でのトラブル等、いつ起きても不思議ではないからです。
 
 でもまあ、続くトコまで行こうか、というのが今の気持ちです。 今、子供のクラスは、二人の私の子供を含めて、10人くらいで、大人のクラスは、5人くらいの平均人数でやってます。