泳ぎ、水の中で心と体の解放!

  ここアイルランドで、私たちは、家族全員(夫婦、子供2人)で、よくプールに行きます。 特に夏は、夫婦の自由時間が多いので、何事も家族一緒ですることが多いです。 この夏は、下の7歳の娘も、一人で泳げるようになり、より楽しんでいるようです。
 
 私も、今は、泳ぐことが大好きで、普通に泳いだり、もぐったり、ゆっくり浮かんでいたり、水中で宙返りをしたり、あるいは、筋力トレーニングをしたり、本当に楽しんで、かつストレス(今は、あまりありませんが)も発散しています。 実は、私は、アイルランドに来てから、30代半ばで、初めて泳げるようになりました。 
 
 私は、子供の頃は、中耳炎のため、ほとんどの水泳の授業に参加できませんでした。 クラスメートが、プールで楽しそうにしているのが、本当にうらやましかったです。 また、当時の人気者であった石原裕ちゃんや加山の若大将が、ヨットやボートで、女の子たちと大海原を駆け巡っているシーンには、自分が泳げないということもあって、そのほかのどんなスポーツや娯楽のシーンより、憧れました。 「太陽がいっぱい」のアラン・ドロンも、よかったですよね。
 
 俳優と言えば、数年前、吉永小百合さんが、毎日、1-2キロ泳いでいるというインタビュー番組を見ました。 彼女は、バタフライでも、何回もプールを往復できるようで、その水泳シーンの映像がありました。 非常に軽快なバタフライで、豪快な感じではなく、まさしく言葉どおり蝶々のようでした。
 
 私は、バタフライは、あまりうまくないのですが、先に書いたように自由にどんな風にでも水中にいられるので、どんな深い海でも大丈夫です。 そして、海では、ゴーグル一つで魚をみたり、ラッコかアシカのように気ままに泳いでいます。 泳げるということは、本当に素晴らしいですね。 心と体の解放です。
 
 アイルランドに来て、次の年(94年)の夏、まだ付き合いはじめたばかりの今の妻とギリシャのエーゲ海の島めぐり(いわゆるアイランド・ホッピング)をしました。 エーゲ海の島々の遺跡も、歴史好きの私には、非常におもしろいものがありましたが、やっぱり、一番の思い出は、いろんな美しいビーチで泳いだことです。 
 
 その当時は、まだ、泳ぎがあまりうまくなかったのですが、なんとか楽しめるようになっていました。 でも、それよりも楽しかったのは、やはり、そのあたりのビーチが、ほとんどトップレスが普通で、若い綺麗な女性もいっぱい開放的だったことです。 また、ちょっと静かな反対側のビーチは、ヌーディストビーチだったりして、本当にびっくりしたと言おうか、興奮したと言おうかーーー。 当然、私たちも、そのルールに従わなければなりません。 その昔、週刊誌に載っていた俳優の川谷拓三のヌーディストビーチでの奮闘記を思い出しました。
 その時は、結局、2週間以上いろんな島々やビーチを廻りましたが、日本人には、一人も会いませんでした。 アジア人では、1回だけ、香港から来た若いカッブルが、ずっと泳がないで砂場で寝そべっていたのを見ました。
 
 ま、そんなことで、その後も、いろいろその他のヨーロッパのビーチや日本の沖縄のビーチなどで、楽しく泳いでいます。 今の私は、もちろん、ヨットやボートはないけれど、「裕ちゃんたちに負けてへんでーーー!」と思うくらい楽しく泳ぎを満喫しています。
 
 今、日本は、猛暑で大変ですね。 そのせいで、海での事故もとても多いようです。 まあ、どの人も警戒をしていたのでしょうが、事故が起こってしまったのでしょう。 
 
 でもまあ、泳ぐというのは、何回も書きますが、精神の解放につながると思います。 日本人は、大人になると急に泳がなくなります。 まあ、ここでも、長時間労働が主因でしょうがーーー。 でも、心と体の健康のためにも、ぜひ、いっぱい泳ぎたいですね。 
 大人になってから泳ぎの素晴らしさを知った私は、特に、そう思います。